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失敗の恐怖"アティキフォビア"の克服⑤克服法その3

前回の「失敗の恐怖"アティキフォビア"の克服④4克服法その2」では、
・最高のシナリオと対策を考える
・「失敗しても良い」という考え
・成功体験を積み重ねる

をお伝えしました。

失敗の恐怖は、"アティキフォビア"と呼ばれていて、仕事やプライベート、人生の目標やゴール達成に対して大きな障壁となります。しかし、思考、感情、行動を妨げるアティキフォビアにしっかりと対処をすることによって、より肯定的な計画性、集中力などを身につけることができるのです。

今回でアティキフォビア(失敗の恐怖)の克服法のご紹介は最終回となります。

コントロールできるものを探す

アティキフォビア(失敗の恐怖)を感じた時は、自分自身と状況の全体像を見て、自分で"直接コントロールできないもの"と"直接コントロールできるもの"に分け、直接コントロールできるもののみに集中しましょう。

この方法は、論理的に思考をすることによって感情を抑え、コントロール可能なものに限定して行動をすることで、状況判断力と自己コントロール能力を養うことができるのです。

様々なコントロール能力が身に付いてくると、結果に対する恐怖感が少なくなります。

チャンクに分解する

「目標やゴールは大きいほうが良い」とはいえ、それがあまりにも壮大な場合、アティキフォビア(失敗の恐怖)を強く意識してしまうことがあります。

その際は、目標やゴールをチャンク(塊)に分解すると良いでしょう。難解に見える機械でも、分解をすればネジ1本1本でできていることがわかります。

分解したチャンク(塊)に対して、ひとつひとつ効果的な選択と行動をおこなうことで、成功を積み重ね、目標やゴール達成に近づくことができるのです。

上手くいくことを続ける

まずは、習慣的におこなっている日常生活や仕事などをリストアップしてみましょう。

その中で、上手くいくこと、上手くいかないこと、邪魔になることを正直に評価して、上手くいくことを"もっと"やり、上手くいかないことを"別の行動"に置き換え、邪魔になることの"対策"を考えてみましょう。

それを実行していくことで、アティキフォビア(失敗の恐怖)を感じることが少なくなるだけでなく、意思決定のプロセスをおこなうことにもなり、自己コントロール感を養うことができるのです。

ネガティブ思考をブロックする

すでに終わった出来事や、将来起こるかもしれないこと、起こらないかもしれないことについてネガティブなセルフトーク(自己対話)をしている時、それは"現在おこなっていることを忘れている状態"です。

ネガティブなセルフトークは無意識的におこなっている場合が多いので、まずは自分のセルフトークを意識的にチェックしてみましょう。

チェックに慣れてきたら、ネガティブなセルフトークをつぶやいた瞬間に、現在おこなっていることに焦点を当てて集中をする習慣を身につけましょう。

ポジティブな言葉

ポジティブな言葉は、楽観的な未来を見つめる感性を養い、自己評価や自尊心を改善し、アティキフォビア(失敗の恐怖)を減少させていきます。

シンプルにポジティブな言葉を使うだけでも良いですが、自分が望む結果やゴールに近づくような言葉を使うことで、自分の心を形作ることができます。

「私は自分の力を信じている」
「私はいつも心地よい気分でいる」
「私はつねに楽しんでいる」


上記以外にも、自分で"未来の素晴らしい自分"をイメージして、そのような自分になれるような言葉を何度も繰り返していくと、視点が変化し、自己評価や自信を向上させることができます。

心身を良い状態にする

アティキフォビア(失敗の恐怖)を持つ人は、心身共に、休息、安心、緊張をゆるめることが必要です。もしもアティキフォビアを感じたら、積極的にリラクゼーションテクニックを利用したり、不満の解消やストレス発散をおこないましょう。

自分の好きなことや、やりたいことをしている時、人はアティキフォビアを感じることが少なくなります。

心身のメンテナンスが苦手という人は、専門家を訪ねるのも良いと思います。

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