見出し画像

四者のコラボ編_Z世代社員によるZ世代向けCMができるまで#4

こんにちは。前回に引き続き連続での執筆となりました、小田です。
年も明けましたが皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。

第4回目となる「Z世代社員によるZ世代向けCMができるまで」

本連載は、全5回毎月末に、若手社員3名が、就活生など若い方々に寄り添い、「未来への挑戦をそっと応援したい!」という想いの元、オリジナルアニメーション動画「止まらないワタシ、ススメ!」の動画制作に取り組んだ様子をお届けしています。

今回は、いよいよストーリーが固まり、歌や登場人物性格、表情といった表現の部分についてのお話です。


想いを歌にのせる

固まったストーリー・想いをどう伝えるか。最後の課題でした。今回私たちは歌を採用しました。主人公の気持ちをわかりやすくダイレクトに表現することで、一方的に「伝えたいことを伝える」のではなく、受け手に寄り添い、自分事にしてもらいたいという想いからです。また、意外性や独自性という面でも歌は優れています。例えば就活イベントで、就活生の皆さんには「NECのブースは歌が流れていたな」と覚えてもらったり、、昔からNECを知ってくださっている方からは、耳からの情報でも「NEC変わったな」という反応が期待できます。さらに言えば、歌は情報の遮断が不可能で、“ながら” で情報を入れることができます。「勝手に耳に入ってきた」でもいい。とにかく我々の想いをターゲットに伝えたかったのです。


登場人物の性格と表情で変わるメッセージ

今回の動画制作で個人的に面白かったなと思ったのが、登場人物の表現です。どんな人物がどんな表情で何をしているのか。細かい部分の表現で動画を見る側が受ける印象が大きく変わります。今回の動画では、主人公の田中みさきさんを「NECが求める人物像」として描きました。ただその人物像に、#3の記事で紹介したような今の就活生が抱える不安や悩みを抱かせるとどういう表情になるのか、どういう行動をするのかを考えるのに苦労しました。例えば「過不足のない自己主張」という歌詞のシーン、みさきさんはため息をつきソファーに倒れこむのですが、その時の表情に注目してください。

悩みや不安を表現していますが、NECが求めるのは常識や前例などにとらわれず、新しいことにチャレンジできる人です。そこで彼女の表情を、不安に振りすぎない、不安の中にもやる気を秘めた表情にしています。また、倒れこみ方にも注意を払いました。最初の案では机に突っ伏すように倒れていたのですが、横向きに倒れさせることで「だめだ・・・」よりも「だめだ~!」と、不安はあるがやる気は失ってない表情を意識しています。
その他、NECの事業が描かれているシーンに登場する人物にも様々なこだわりが隠されているので、ぜひ想像しながら見てみてください!


制作陣とのコラボレーション

さて、すでにお気づきの方も多いと思いますが、今回のアニメーション動画はかなり豪華な制作陣と共に作り上げました。監督はNetflixドラマ「リラックマとカオルさん」を手掛けた小林雅仁氏。歌は、高い歌唱力で注目を集める若手シンガーの眉村ちあき氏。アニメーションは、柔らかなタッチで独自の世界観を生み出す作家のおがわらあや氏と共に制作しています。

制作当初、我々の企画と想いを伝える場があり、そこで共感を得られたのが大きかったのか、企画段階でかかった時間が嘘のように、ものすごいスピードで動画が出来上がっていきました。まずは我々の想いを基に字コンテ・絵コンテを描き、歌詞を検討し、アニメーションを入れていく。ここで双方注意していたのが、伝えたいことを伝えるだけでなく、共感してもらうということです。ただ一方的に伝えるのでは自己満足な動画しかできません。それだけは避けたく、かなりの頻度で打ち合わせを重ねて作り上げました。
下記には、それぞれにいただいたコメントも記載していますので、ぜひご覧ください!


ついにリリース

これまで4回にわたって、企画発足から内容検討、制作についてお伝えしてきましたが、次回はついに最終回、リリース時のお話となります。できた動画をただYouTubeに載せる、NECのサイトに載せる、それだけでは見てもらいたい人たちに届きません。リリースにあたって、どんな施策を打ったのか、リリース後にどのような反応が実際にあったのを書きたいと思っています。
お楽しみに!


この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro

仕事について話そう

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!