のらねこ、なんにでもすぐ飽きる自分が嫌
楽しくて始めたはずの趣味のはずが、気づいたら最近やってないなー、なんてことありますよね。
ある疲れた日、「今日はいいや、パス」ってしたが最後、次の日も、そのまた次の日も「今日はいいや」が続いてしまう。
そんで気づいたときには興味も失ってる。
かといって、疲れた日に無理してやるのは体に悪いし、、、
本当はもっと色んなことを上達させたいのに、気力が続かない。
これってどうしたもんでしょうね。
いつもお読みいただいている方、あるいは初めての方、久しぶりの方、皆様ありがとうございます。
僕は目標管理Webサービス Project Sylphius の開発・運営をしています、TOMCAT HEART の中島です。
もっとがんばりたい。むしろもう少しがんばらないと人生詰む。
なのにがんばれない。
このままじゃヤバい。
そんな人に足りないのは、気合いでも危機感でもありません。
“目標管理スキル” です。
目標が管理できてないから、必要だと理解していても続かないのです。
自分に必要だと思うからこそ、目標は適切に管理されなければいけません。
だとすると、その目標管理とは何なのか?
この のらねこに何ができる? では、そのノウハウを皆様にお伝えすべく、僕自身が計画して僕自身でやってきた様々なことを、なるだけ分かりやすく面白くお伝えする趣旨になっております。
現在は “のらトレーナーは新しい習慣作りができる?” シリーズをお送りしています。
僕が目標管理のプロとして提唱している目標管理法であるシルフィウスメソッドを、分かりやすく解説します。
1. 習慣が長く続かない人の特徴
続かない理由1. 1日あたりの取り組み時間が長すぎる
学生時代の勉強に関することでも何でもいいんですが、親からこんなこと言われたことないですか?
「あんたまたダラダラして! せめて1日1時間は勉強がんばんなさい!」
僕自身も言われたことあるし、だいたいみんな似たこと言われてるんじゃないですかね。
しかも「せめて~」に続く時間数が、なんか妙に長かったりするんです。
忙しい毎日の中で、1日のうち1時間もの自由時間を確保するのは、かなり至難の業のはずです。
そんなことを『せめてこれくらい』でできる人なんているんでしょうか。
断言しますが、目標管理の初心者がいきなり1時間は無理です。
むしろ1時間は、集中可能な時間としては人類としての上限ギリギリです。
そのことを肌感としては実感していたにもかかわらず、そういう人が大人になって新しい挑戦を始めようとするとき、自分で自分にこう言い聞かせるんです。
「さぁ、これからがんばるぞ。せめて1日1時間はがんばろう!」
だからなんで1時間やねん! 長すぎんのよ! あんた初心者やろ!
。。。ってことなんですわ😓
多分、小中学校の授業時間が1限あたり1時間なのが根拠なんだと思うんですけどね。
でも学校の授業は “先生が集中させてくれる” ことを前提としての1時間であって、生徒が自力で1時間集中するんじゃありません。
それが証拠に、トークの下手な先生の授業に1時間集中し続けるのは拷問に近いでしょ? なんでそれが自分1人だったらできると思うの?
ってこと。
とりわけ独学の場合はなおのこと、自分に課す義務としては1日1時間はあまりに無理筋です。
なぜなら僕が言ってるのは、1日1時間の時間確保が
“永久に毎日ずっと可能かどうか”
だからです。
趣味とか訓練とか、まぁ、ダイエットとかでもいいです。
物事は長く続けることが大事で、そのためには毎日やることが重要です。
「別に元気ならそれくらい余裕っしょ!」と思って1時間にするのかもしれませんが、そういう話じゃありません。
元気じゃない日にできるかどうかが問題なんです。
chocoZAP ってのが最近流行ってますが、これは『まとまった時間を確保しなくていい 』という仕組みが、心理学的にとても理に叶っているからです。
365日毎日、仕事で疲れてる日も風邪ひいた日も、友達と飲んで遅くなった日や、あるいは大事な親やペットが死んだ日だってやるんです。
そういった日に1時間集中しなきゃいけないとなると、考えただけで嫌になりません?
人間、“100%絶対確実にどんな日でも” 元気に活動できる時間数としては、1日10分くらいが限度のはず。
なおかつその10分ですら、3ヶ月100%達成は相当難しいでしょう。
どんなジャンルの努力でも、ド素人が新しい挑戦を始めて最初の3ヶ月くらいは、『1日10分の努力ですら、90%達成もできれば御の字』です。
ですから1日の努力時間を設定するときは、
100%絶対に毎日できると思った努力量を
実際に100%にする
ことを最初の目標として設定します。
それから100%できなくても自分を責めないこと!
1日あたりの努力量を減らし、そしてこんな簡単な100%達成もできない自分を無理やり許してでも、“毎日やることを目標にする” こと。
それが がんばる ってことです。
続かない理由2. 気が向いたらやることにしている
新しい趣味を始めるとき、「時間を決めるとツラいから、気が向いたらやることにしよう」って人もいますね。
ですが、1週間目2週間目ならともかく、そんなに都合よくベストなタイミングで “たまたま気が向く” なんてありえないでしょう。
偶然に頼りすぎです。
気が向いたらやることにするんだったらなおのこと、“タイミングが来たら自然に気が向く状態” を “意図的に作る” 必要があります。
そうでなきゃ、人間そんな都合よくはいきません。
だとすると、どうやったらそんなことできるのか。
僕がいつもやってる方法は2つあります。
1つ目のテクニックは『スマホのタイマーを利用する』こと。
時間がきたらスマホから通知が来るように設定します。
また、重要度によって『通知だけの場合』と『目覚ましアプリを使う場合』とを使い分けています。
多少ズレてもいいものは通知だけ、時間が決まってて忘れちゃ困るものは目覚ましです。
それからもう1つのテクニックは、ハビットスタッキングと呼ばれる方法を使うこと。
これは、すでに習慣づいている別の物事の直後に、新しい習慣を入れることです。
たとえば僕は、この『のらねこに何ができる?』の執筆を、以下のようなスケジュールで回しています。
月曜
仕事から帰ったら: 記事のレジメを作成する火曜
仕事から帰ったら: 記事を執筆する水曜
仕事から帰ったら: 記事を読み直す木曜
仕事から帰ったら: もし上記が終わってなければやる金曜
お休み土曜
朝起きたら: 記事を note.com にアップロード
夜タイマーが鳴ったら: リリース作業日曜
お休み
平日は基本、特定の時間で始めるのではなく『本業の仕事が終わったら』というタイミングで作業をしています。
これがハビットスタッキングです。
もちろん仕事終わりじゃなくても、『食事が終わったら』『お風呂から上がったら』『朝起きたら』でも何でもいいです。
『仕事を終わらせる』という毎日必ずやる習慣をタイミングのトリガーにすることで、仕事が終わると自然に執筆がしたくなる気分になります。
僕の場合、このスケジュールでやり始めて、かれこれもう1年半くらいになります。
でも最初のうちはそれでも忘れるので、タイマーも併用していました。
ポイントは、タイミングを偶然任せにせず、明確に決めること。
スマホに教えてもらうか、自然に思い出せる状態を作るか。
続かない理由3. 休みの設定がない
休むのが苦手な人――とりわけ “休まず働いてる自分が好き” な人ほど、新しい挑戦をするときも “絶対に休まない” ことを目標にしがち。
ですが、これがなかなか精神的にキツいんです。
僕は1日5分くらい、Duolingo という言語学習アプリでトルコ語の勉強をしています。
言語学習自体は好きなのでいいのですが、でもこの Duolingo ってアプリ、個人的に欠陥じゃないかと思う仕様があるんです。
システムの都合上、“特定の日に1日だけ休む” ができないんです。
練習の継続日数を記録してくれる ≪ストリーク≫ っていう仕組みがあるんですけど、こいつが1日でも休むとフルリセットされてしまう鬼仕様でね!
僕はこの数字を大きくすることを目標にしているため、リセットなんてされたらモチベーションが大幅に下がるのは目に見えています。
だからこのストリークは、絶対にリセットさせるわけにはいません。
一応、うっかり忘れによるリセットを防いでくれるストリークフリーズっていう機能はあるんですが、最大3つくらいしかないうえに補充もできないし、いつの間にか自然にしか回復しないし、挙動が安定しません。
だからけっきょく毎日やらざるをえなくて、わずか1日5分といえど365日ずっと休みなしはかなりツラいとでゲス。。。😖
やっぱね。休み日は決めないとダメ。
特徴1. の項で “毎日やる” ことの重要性を説いてはいますが、これは休んではいけないってことじゃありません。
“休みを計画に組み込む” ことも “毎日やるの一部” って意味です。
とりわけ、僕の “のらねこ” の執筆のような何年も続く習慣づけの場合は、やっぱ1週間に2回はお休みが欲しいです。
たとえ、1日あたりの作業量が1時間未満だったとしてもね。
だって僕は Project Sylphius 全体の面倒を見てるのであって、記事だけ執筆してりゃいいわけじゃないし。
それからもう1つ。
定期的なお休み以外に、『突発的な休みをとっていい条件』を決めることも重要です。
たとえばあなたが、夜20時から1日10分くらい筋トレするってスケジュールを決めたとします。
でも友達にはそんなこと関係ないので、「今日飲み行かね?」とか誘ってきたりするわけですよ。
そんなとき、簡単に「じゃあ今日はいいや」とか休んでたらダラダラと怠けちゃうし、かといって「いや、筋トレ優先だから」って頑なに誘いを断っていたら友情が壊れてしまいますよね。
そうならないよう、“突発的にできない理由が生じたときの対処法” それ自体も、スケジュールに組み込むことが重要です。
たとえば “のらねこ” の執筆の場合は、以下のいずれかの条件で休んでいいことにしています。
本業の仕事・飲み会等で用事が生じた場合
2日以上連続しない場合は休んでよし
連続する場合は代わりの作業時間を決めてから休む
すでに「病気である」と診断されているときは休んでよし
※ただし自己診断は不可盆暮れは休んでよし
また、こうしたトラブルで執筆できない日が連続してしまってもいいよう、何週分かの書き溜めを用意してもいます。
人間、生きていればトラブルはあるもの。
なので “突発的な休みはとってはいけない” というマイルールは絶対にうまくいきません。
かといってその場のノリで決めるのもよくないです。
なので、突発的な休みは “ルールの明文化” が有用なのです。
続かない理由4. 休んだ翌日に無理をしすぎる
それからもう1つ、「毎日やる」ことにこだわりすぎて、逆にできなくなるタイプにありがちな発想もあります。
「昨日は休んじゃったから今日は2倍やろう」と考えてしまうケースです。
じゃあ2日連続で休んだら、その翌日に3倍やんの?
連続した休みが続くと、休み明けのノルマが増えすぎて抱えきれなくなるんじゃないの?
休み明けに無理をする人は、『一定のノルマをこなす』ことに こだわり が強すぎるんです。
じゃなくて『長く継続する』こと自体が目標です。
一定の量を早くこなすことじゃありませんし、長く継続していれば一定量のノルマはいつか必ず達成できます。
人間には体力に限界があるんだから、そんなに焦って達成を目指す意味はありません。
ゆえに、休んだ日の翌日のノルマもいつも通りでいいんです。
これも、自分の趣味をプロレベルにしていくために大切な考え方です。
2. まとめ
今回の内容は、慣れてしまえば何のことはない、非常に簡単な内容です。
だったとしても、慣れない人にはかなり難易度を高く感じたはず。
でもそれは人間がそういうものだからであって、だから「気合いでなんとかしよう」なんて思っちゃダメなんです。
長く続けたいことがあるなら、長く続く仕組みを作ること。
それが大事です。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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