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のらねこ、発達障害が後天的に治せる?

一般に、いわゆる ≪発達障害≫ なるものは生まれつきで、かつ治療も不可能といわれています。
また統計によると、国内の発達障害の人(及びその傾向がある人)の数は、日本人全体の8.8%にもなるなんて、凄い話もあるようです。

でもさ。
でもさ、でもさ?
新聞とかネットとか抜きにして、ホントのリアルな身の回り(つまり、日々の挨拶をする範囲の人達)だけで考えてほしいんだけど、発達障害の人、そんなにいる?
まともな人生すら生きていけなくて、そういう人間であることが周囲にモロバレで、かつ、その状態が生まれてこのかたずっと、って人。

この8.8%って数字、なんかおかしくない?
そもそもさ、生まれついて足がない人すら義足で歩けるようになるほど発達した現代社会で、根本的に治療不可能なんてこと、ありえるもんなの??

――皆さん、こんにちは!
あるいは初めて見てくださった方、オハツでございます!
もしくは久しぶりの方もありがとうございます!
僕は目標管理Webサービス Project Sylphius の開発・運営をしています、TOMCAT HEART の中島です。

がんばってもがんばっても報われる気がしない。日々の暮らしに全然余裕がない。苦しいばかりで生きてて楽しくもなんともない。

そんな人に足りないものはただ1つ、“目標管理” のスキルです。
目標管理さえできれば、自分がやりたいと思ったことがなんでも、本当にちゃんとできるようになるんです。

この のらねこに何ができる? では、目標管理の何たるか、具体的にどんなことをどんな手順でやればいいか。そういったことをお伝えすべく、僕自身が計画して僕自身でやってきた様々なことを、なるだけ面白く書いてお伝えする趣旨になっております。

今週から新シリーズ “のら医者に発達障害が治せる?” を始めます。
僕自身が自分の性格矯正として取り組んできた改善法や、家族の抱える問題を解決してきたときの話なんかを紹介していけたらと思っています。

全体の執筆計画はこちら:
1. 発達障害には治せるものがある(今回)
2. ADHD/ADDを治したときの話
3. APDを治したときの話
4. HSPを治したときの話
5. 字義通り症候群を治したときの話
6. 納得不全を治したときの話
7. いつも通り依存症を治したときの話
8. 他責思考/自責思考を治したときの話
9. アンガーマネジメントを覚えたときの話
10. 無感動症を治したときの話

過去のバックナンバー

**!!注意!!**
当シリーズは、医学的に正しい理論を紹介するものではない点にご注意ください。
あくまで、効果があったと僕自身が感じたものを一例として紹介する内容です。

1. もし、発達障害に治療可能なものあるとしたら?

モノの本や Wikipedia の某ページとか見ると実際書いてあるんですが、世の中的に発達障害は治療不可能とされています。

なおかつ、その治療不可能なはずの人達の数が、とにかく物凄い勢いで急激に増えつつあります。
あっちもこっちも発達障害。
あなたも私もみんな発達障害。
そんでとうとう10人に1人が先天性の不治の病を持ってるなんて、そんな社会になっちゃった。

どう考えても絶対おかしいでしょ。

おそらくなんですが、プロのお医者さん達は、この10人に1人という数値が変だということに絶対みんな気づいてます。
“手足に問題がある” 的な、いわゆる先天的な欠損ってヤツは、やはりいつでもどこでもありえるものです。
が、その割合はどこの国のいつの時代も絶対的な少数派です。
『脳障害の場合だけ10%弱にまで膨れる』なんて絶対おかしいです。

なおかつ、時代の進展に応じて先天性欠陥の治療法だって次々に見つかっているのも常で、治療不可能だから研究の価値もないなんてこともありえません。

どう考えても、後天的に発達障害になった、治療可能な人達が相当数含まれていないと、統計値が8.8%にも跳ね上がるはずがないんです。
なぜならば、この8.8%という数値それ自体は、発達障害であるかのような症状を持っている人を、客観的に数えたものでしかないはずだからです。

一般に発達障害は先天性で、後天性はありえないとされてるみたいですけど、僕の予想では後天性の発達障害は、多分、存在します。
“多分” ってか、ぶっちゃけ自己治療が実際に巧くいっちゃった経験があるので、後天性の発達障害が実在することを実体験として知っているというか。
まぁ、そんな感じです。

もっとも、残念ながら数値で説明できないので医学的な証明はできないし、仮に証明できても医師免許がないから説得力もないと思うケドね。
(なので今回の話は信じたくない人は信じなくていいデス。そこは、くれぐれも思想の自由は個人の自由ってことで、ヨロお願いマス)

ただし僕個人の予想では、お医者さんなどのプロの医療従事者は、今後もよほどのことがない限り、後天性発達障害が存在するなんて口が裂けても絶対言わないはずです。
多分ね。多分。

昨今では、第四の発達障害なんてキーワードも出てきてて、それらの記事を見ても、本来問題なかったはずの子が、後天的に発達障害になったという言い回しを、とにかく徹底的に避けているように僕には見えます。

なんでかって、理由はおそらく簡単なことでしょう。
後天性の発達障害の存在をプロが認めてしまったら、「お子さんの発達障害の原因はアンタだぜ」ってキッパリ言わなきゃいけなくなっちゃうケースが出てくるからです。
知識がない中で右往左往しながら子育てをがんばってる親達に、プロの医者が口が裂けてもそんなこと言えるわけがありません。

だから、発達障害は先天性で、後天的発症はありえないことになったんじゃないかな、と。

だからこそ、医療の素人である僕だったら言えることもあると思うんです。
あなたが抱えているその “発達障害っぽい別の何か” は、多分生まれついての発達障害なんかじゃないし、多分だけど、治せます。

また、それが仮に先天性だったとしても、現代社会には生まれつきの脳神経を治療するリハビリ法なんてのもあったりするので、たとえ僕が治療法を知らなくても、理論上は全ての発達障害は治せるはずなんです。
理論上はね。

2. なぜ、発達障害のような症状が多くの人に出るのか

昨今、「もしかして私、ADHDでは!?」と不安がる人がいます。
そんでそういう人が、物凄い勢いで増えています。

なぜ、発達障害であるかのような症状が、こんなにもたくさんの人達に発症するのか。
これもとてもシンプルな理屈。

なぜなら、この世に完璧な人はいないからです。
たったそれだけのこと。

この世に完璧な人はいません。
完璧じゃないってことは、イコール、何かしらの問題があるのです。

完璧な人はいない = 全ての人には問題がある

世の中に絶対と言い切れる物事は少ないけど、この図式は数少ない絶対と言い切れるものの1つです。

ネット上の話とか見てると自称発達障害の人とか結構いるんだけどさ、そういうの見て回ってると、自分自身の性格的な欠陥のうち、職業柄、完璧であるべきだったけど完璧じゃなかった部分のことを仮に発達障害と呼んでる人は相当多い印象です。

僕の例でいうと、僕の本職はエンジニアですので、世の中的には論理力や集中力に関して相当な高いレベルが求められます。
ですが、残念ながら僕は、エンジニアとして完璧な論理力も集中力もありません。
当たり前ですよね。人間だもの。

でも、人間だったらそれが当たり前のはずなのに、でも世の中が求める水準をクリアしている人達だってちゃんといるんですよね。
だからその人達のそういう部分と比べられると、「あれ、なんかコイツ出来悪いぞ?」ってことになっちゃいます。

もちろんその人達にだって別の部分で欠点はあるんだけど、でもそこはエンジニアには関係がないとされ、無視されたりします。
問題があっても無視されるってのは、たとえば、頭一つ突き抜けた超ハイレベルエンジニアは、僕が知る限りほぼ100%病弱です。
僕が知らないところに体力お化けのスーパーエンジニアだってちゃんといるにはいるんだろうけど、100%というのは数値的に看過できません。

厳密にいうと、超ハイレベルエンジニアとは、体がそんなんなるまで無理をした人達ってことなんでしょう。
無理はできても休めない、という問題を抱えた人達。
逆に僕はそんな無理はしませんからね。バレないようにこっそりサボる技術も、僕の人生哲学の1つですし。

だからその人達に能力で劣ってしまって、その結果、さも平均よりだいぶ出来が悪いかのように見えてしまうのです。

実際には、僕の論理力・集中力はエンジニアとして申し分ないレベルに達しています。
だって、Sylphiusなんてシステムを1人で設計して1人で運用までできちゃってるんだもん。
そんだけできてりゃさすがに十分でしょ?
もちろん、一流・超一流ではないかもしれないけどさ。

多分だけど、中世ヨーロッパとかに異世界転生したら、ミケランジェロやダヴィンチとまともに張り合えるレベルの天才として扱ってもらえると思います。
現代社会では平均的なサラリーマンなんだけどね。

自分が発達障害かもと疑ったことがある方、似たようなことが自分の身に起こっていませんか?

3. “発達障害のような何か”は治療できるのか

理屈の上では、全ての発達障害は治療可能なはずです。
理論上はね。
厳密にいうと、少なくとも僕が知る範囲に限っていえば、症状の根本原因を分析した結果として、治療不可能の結論にたどり着いたケースが存在しません。
僕が知らないところにあるのかもしれないケド。

たとえば、おそらくもっとも一般的と思われる発達障害としてADHD、もしくはADDなんてのがあります。

ADHDは、日本語だと注意欠陥多動性障害といいますね。
で、この病名の中に出てくる多動性ってのが、いわゆる “落ち着いて座っていられない” という症状になります。

幼稚園児や小学生なんかは、授業中などみんな落ち着いて座っている場面でも、飽きてしまってあちこち出歩いてしまう子がいます。
そういう子は、大人になっても落ち着いていられないと言われています。

でも実際には、精神的に落ち着かなくても我慢できるようになります。
そのことについてモノの本には、本人が無理をしているだけで全然治ってるわけじゃないとか手厳しいこと書かれてますけども、でも本人の努力によって改善されてることに違いはないですよね?
それこそが “ADHDは治せる” ことの何よりの証明なのでは?

またADHDの “注意欠陥” の部分についても、

  • 手順全体を俯瞰して把握する力

  • 注意すべきポイントを探す力

  • 具体的な対策案を考案する力

  • それを実行に移す行動力

などなど、スキルをなるだけ細かく分解して1つずつ順番に自己訓練することで、改善することが可能です。

それを “本質的に治ってるわけじゃない” と表現するのってさ、あまりにも度を超して世知辛すぎない?
だって現に改善してるんだからさ。
本人が物凄いがんばって優秀な人間になったのに、もともとダメなヤツだったことを理由に評価を下げるようなものです。

心理学の世界では正しいのかもだけど、一般的にはそういうの言いがかりって呼ぶんだよ。

つまりそういうこと。
がんばったらがんばった分だけ、発達障害のような何かは “改善はする” のです。

4. 僕の場合

僕自身、ADHDだかADDだか、そんな感じの症状があって、もしかしてと思っていた時期はありました。

特定の業務のとき落ち着いて集中できない、しゃべるべきとき適切な発言ができない、不適切な発言をしてしまうときがある、などなどなど。
ま、僕も完璧超人じゃないですからね。
埃は叩けば叩いただけ出るってものですよ。

なのだけど、少し時間をかけて(5年くらいかなー?)自己分析を試みた結果、このADHDのような何かは、後天性のものだと分かりました。

また、そのような欠点がなぜ自分に生まれたのかについても、その大部分は故郷の大人達・教師達の意地悪な指導方法が原因だったと分かっており、具体的にどの人のどの行動が原因になったかもほぼ特定できています。
なおかつ、当時の自分には年齢的に回避不可能だったことまで分析済です。

もちろん、身近な人達に「僕のこの問題は僕のせいじゃない」とか絶対いわないけどね?
先生のせいにすんなって言われるの目に見えてるし。
あくまで自己治療のために僕自身が1人で分かっていればいいことだから。

(たとえば小学2年生のとき、無実の罪で小学校の先生にぶん殴られたことがあって、あとで無実だったことがちゃんと分かったのに誰も謝りになんか来なかったし、周囲の大人には「それ絶対おまえも悪かったんだよ。でももう忘れな」とか言われたけど、それじゃあ理解も反省も忘れることも絶対無理だよね。だって何の理由もなく突然暴力をふるってくるような大人に、小学2年生がどうやって対処するんかって話だもん)

それからもう1つ。

これは治ったことを本当に自慢したい気持ちでいっぱいなんだけど、僕はかつて APD を患っていました。
聴覚情報処理障害といってね、ちゃんと聞こえているし、別に難しいこと言ってるわけじゃないのに意味を理解できない、という病気です。

これについては学生時代から30才中盤くらいまでかなり長い間悩んでいて、ちゃんと病名があるってことが分かったときも小躍りしたいくらい嬉しかったんだけど、それから自己分析を繰り返した結果、自分がAPDになった理由が “日本語文法書の誤った記述を信じてしまったから” であることが最終的に分かりました。
なおかつ、それが原因であるという仮説の元で自己治療を試みて、実際に治ったのです。
いつの間にか治ってることに気づいたときにはね、さすがに自分を褒めてあげたいってホント思ったよ。

もちろん、病気の治療レベルのおおごとじゃなくても、性格改善それ自体は他にも色々やっています。

で、それらの治療経験に基づいて周囲を観察してみた限りでは、個人的に今まで出会った人に「この人は先天性だな」と感じる人はほとんどいませんでした。
多分だけど、世の中の「私ってもしかして、、、!?」と思っている人達の99.9%は、後天性の “発達障害っぽい別の何か” じゃないかなと思います。

少なくとも、それらの人達に自分の事例は紹介できます。
てなわけで、来週からそれを症状ごとに1つずつ紹介していこうかなと思います。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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