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自動車販売店でよく見かける謎の儀式

妻とドライブ中、軽い渋滞に巻き込まれた。ふと対向車線側を見ると、自動車販売店の出入口でお客様を送り出すスーツ姿の男女が深いお辞儀をしている。5秒ほど頭を下げては直り、また同じ動作を合計2回繰り返し、お客様の車が小さくなるまで見送り、最後に一礼して店内に引き上げる。私はこの「お見送り」を「謎の儀式」と呼んでいる。あの「謎の儀式」は社員教育の一環なのだろうか?最近、どこの販売店でも見かける光景になった。近所の宝石店の店員さんもやってたっけ。

妻の車は某販売店で新車購入して2年目になるが、法定点検など、用事が済んで帰る時は「お見送りはやらないでね」と「謎の儀式」は事前にお断りしている。なぜならありがたみを感じるどころか「用が済んだら早く帰れ!」とせかされてる様に感じるからだ。
以前はこんな風に思わなかったが、あちらこちらのお店で「謎の儀式」を見かけるようになったからかも知れない。お辞儀をしている当人たちは来場してくれてたお客様に対して感謝の気持ちを表しているのはわかるし、素晴らしい事だと思う。しかし一方では、我が社はこんなところにも気遣いができますよ!素晴らしいでしょ?どうよ?と第三者的目線に対しての「いい会社アピール」をしている様にしか映らない!……と思ってしまう天邪鬼の私です。

恐らく販売店の教育マニュアルに「謎の儀式」を必ず行うように書いてあって査定評価の対象になっているのではないかと。そうじゃないとあそこまで極端なお見送りはしないでしょう?約38年前に某自動車販売会社に新車販売員として働いていたけど、あそこまでの丁寧すぎる送り出しはしてなかったし会社側も求めていなかった。感謝の気持ちを伝える方法は人それぞれでいいはずなのに。相手に伝わればいいだけなんだから。時代が変わればお見送りもここまで変わるのか。

就職先は不動産営業希望だけど、「謎の儀式」は………やっぱり必須なんだろうな。やりたくないな。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!


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