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これ読んだ2023

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2023年に読んだ本と、そのとき刺さったフレーズの備忘録
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カタチだけのダイバーシティ推進とかやってる暇があったらみんなこれ読んだほうがいい。読めてよかった。豊か、ってこういうことなんだろうな。どう見るか、で世界はこんなにもうつくしくなる。

tomico
4か月前
2

レッドブルのCMの声で「翼をもがれる」と脳内再生される。それ以外なんのことばも浮かんでこなくて、なにか言葉を体内にいれたい、と中身も見ずに買ったのだったけれどこれは今までのどれよりもすきかもしれない。そしてもう少しこのさみしさのなかでじっとしていてもいいのかもしれないとおもった。

tomico
5か月前
1

定期的にこのひとの言葉がほしくなる。ぜんぶに共感するわけではないし、うっはー!と思うこともたくさんあるけど根っこにあるものは共通してる気がして、たぶんだからタヒさんの詩が好き。友だちになりたいとか言った瞬間に逃げられそうだけどそれでもわたしにしては珍しくなかよくなりたいと思う人。

tomico
5か月前
5

すんごいおもしろかった。だいぶ前に『ぶるうらんど』を読んだときにすごい衝撃を受けたのと、いまだにそれがすごくすきな理由もなんとなくわかった。わたしは言葉がすきすぎるけど、それで見えなくなっているものがありそうというのもよくわかるから、意識的に離れる時間をつくろうとおもった。

tomico
6か月前
4

数年前に買って挫折したのだけど、今回は体に染み込むように読めた。前回もふるえた川上弘美の寄稿文はやっぱりすばらしくて。考え続けてゆくうちに、ものの見方ぜんたいが変容していく。本当に。この本を手に取ったころ「つらい」と思っていたことはいまなら摩訶不思議なあれこれだったんだと言える。

tomico
7か月前
2

はー、きもちよかった!

tomico
7か月前
5

昨日の朝、ふと書店で手に取ったらのめり込んでしまい、夜には読み終えていた。川上弘美訳の伊勢物語も予約した。高校のとき、教科書に載ってた伊勢物語の梓弓がめちゃすきだった。男に去られた悲しみで息絶える女。うたを岩に「およびのちしてかきつける」女。うた自体はまったくおぼえてないけども。

むすめがアトリエに行っているあいだ、むすことお茶。「持ってないといいけど」と実家の母から送られてきたタヒさんのエッセイ(?)。詩集はほぼ持ってるけど、じゃないのは読んでこなかった。最高すぎてたぶんこれは繰り返し読む。わたしはやっぱり作品の向こう側にいるそのひとに触れるのがすきだ。

tomico
7か月前
7

最高だった。型とか枠とか汎用性みたいなものに出くわしたら、まずはそれをはずしてみること、疑ってみること、ぶっ壊して考えること。「ふつう」も「正解」もないから。すぐ忘れちゃうけどほんとだいじ。仕事でモヤモヤしてたのがぜんぶパワーに変わった感じ。やるぞー

tomico
11か月前
2

cakesでの連載も最高だったけど紙になったらもっとよかったっ!!!ニシハラさんもハルちゃんもほんといい。あとタエちゃんも。タエちゃんとのシーンで、あらこれは福岡の人たち!と思ってたけどやっぱりそうだったー!ハコさんと飲みたい。まじで。

tomico
1年前
3

先日会社で耳の聞こえないひとたちとランチした。手話はひとつの言語である、というのはもうなんていうかほんとにそうだなと思った。最近は同じ日本語で話していても「通じないな」と思うこともよくあって、そっちの疎外感とか孤独感みたいのを埋めてくれるのは非言語なのかもなあとか考えてる途中。

tomico
1年前
3

「解説:村田沙耶香」の帯で即買いした。最高だった。ぞっとするけど目が離せない。汚れているのかキラキラ美しいのかなんかもうわかんなくなる。あり得ないんだけどわかる気がする。おまけで収録されているエッセイと日記を読んで、今村さんと友だちになりたいとめちゃおもった。

tomico
1年前
3

最近ぼんやり考えてたのと同じことが書いてあった。“「いるけれどいない」じゃなくて「いないけれどいる」”“「何もない」と「すべてがある」ことは、どうも同じような気がしてならない”吉田篤弘さんの本は心が凪のときしか読めないから一編ずつ長いスパンで読むことになるんだけどそれがまたいい。

tomico
1年前
1

「わからんけどわかる!」が満載のめちゃおもしろい自分語りだった。20代半ばごろ、貪るように町田康ばっか読んでる時期があったけども。久しぶりに読も。