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インスピレーションが集まる場所

弱肉強食のビジネスマインドに疲弊している人達を沢山見てきました。だから僕は、1つの成功の形を見る事が出来たと思います。

コロナが明け、マルシェイベントが増えて行く中で、この弱肉強食なビジネスマインドがよりフリーランスのモノ作り作家に影響が出てきている事を体感しています。そうした中で僕自身が自己理解を深め、創作意欲が湧くようなイベントを開催し、具体的なプロセスや意図などをまとめてみました。

マルシェイベントに出ながらフリーランスになったのになぜかモヤモヤしている方の自己理解に繋がれば嬉しいです。

KAWAIIを楽しむ

2024年2月3日
静岡島田市マスキングテープヨハク社
主催マルシェイベント【KAWAII】を開催いたしました。今回は【かわいい】場所で、【かわいい】を持っている人達を集合させたイベントにしました。

開始30分ほどで、多くのお客さんに来場頂き成功を確信いたしました。

飲食店の出店者さんもいたので、お昼時には駐車場が停められなくなり、ご迷惑をお掛けしたお客さんもいらっしゃいました。
中には浜松から来て下さる方もいて、大繁盛でした。

イベントの真意

tomo street cofeeさん目線からみた出店者さん同士の交流。

実はこのイベントには裏テーマが最初からあり、出店して下さる方には企画書を通してお伝えしていました。

・具体的なファン、案件作り
・出店者同士の関係づくり
・マスキングテープを使った工作

今回、紙媒体での不特定多数への広告を一切排除しました。なぜなら僕自身がイベント終わりに大量に余る紙媒体の広告を見る事が嫌だったから。そして、来てくれるお客さんは誰かの知り合いであってほしかったからです。

目指したのは身内感が出るイベント

japkenが作ったキャンバスで触れ合う子供達。

今回は、運営を含め僕が直接話をした事がある人と、紹介で教えてもらった人でしかイベントが成り立っていません。こうする事で、誰かしらが繋がってるイベントになりやすく、具体的な案件作りやファンの獲得、収益に繋がると見込んでいたからです。
流動性の高い大きなイベントは集客面ではチャンスですが、出店者自身の自尊心やワクワクを阻害してしまう場面を多く見てきました。集客率が高い大きいイベントはビジネスとして成り立つ事が多いと思いますが、利益を追い求め、意識を失いかけている出店者の方もいるかと思います。僕はこの現象を創作意欲の自傷(リストカット)と名付けています。

なぜあなたは出店者になったの?

japkenによるライブペイント

マルシェ出店者の方にヒアリングする時に良く聞くのが「一般企業で上手く立ちまわれないから、こっちで生きてくしかない」と言う方が一定数います。※全ての人ではないと思っています。
フリースタイルで入った世界に、いつしか収益を求め続けて行くうちに一般企業の利益重視型の弱肉強食のリングに上がってしまうのです。そうした自傷行為を行っていくと創作意欲という価値ある感情を失い始めるのです。しかし、土台である収入面がなければ何もできないのも事実。だからこそ、僕は今回のイベントを通じて出店者さん達に自分の価値を再認識して欲しかったのです。

自分の強みを知る

今回のイベントでは、ヨハク社の強みであるマスキングテープを使って遊んで欲しいと出店者さんに伝えました。
この狙いは
・マスキングテープ(共通のアイテム)でのアイスブレイク
・インスピレーションを覗きたかった
・課題へのアプローチで自分探しをしてほしかった
・ヨハク社の収益に貢献したかった。

マスキングテープを自由に遊んでもらう事は、創作意欲や自分探求へのアプローチになると見込み、イベント企画時から考えていました。※余談ですが、ヨハク社でイベントをやると決めた時から決めていたアイデアです。
この課題に関して、様々なアイテムが出来上がり僕自身も嬉しかったです。

ドライフラワーsailinさんがマスキングテープを使った作品
tocotocoさんが作った切り取りくまさん。マスキングテープ柄にも出来ます。

人見知りの出店者。宣伝をしないイベンター

色々な方と接していると、接客が多いマルシェイベントでも接客が苦手な人が結構います。僕は、こういう人達が素敵な感性を持ちながら縮こまっている姿を沢山見てきました。僕はそれでいいと思っています。なぜなら、人と話す事が苦手であるなら、自分の得意分野を活かし人見知りである事実を追い越せば問題がないと思っています。

打ち合わせの際に僕が出店者さんに送ったLINE

僕は苦手分野から即離脱しました笑
イベントの元々の趣旨もありますが、案件やその後に繋がるイベンターやフリーランスの友達に個別にLINEを送りました。僕がこのLINEを送った事により「無理に集客に力まないで欲しい」というメッセージと、各々のやり方での集客や得意分野を試してほしかった意図があります。そしてそれを自分自身で感じて欲しかったのです。

なぜイベントを企画したのか?

つらつらとかっこいい持論を述べてきましたが、大好きな場所で大好きな人達と遊びたかっただけです笑

各々に環境や訳がありますが、フリーランスになりモノ作りを始めた人達が、利益に潰されそうになる姿を僕は見たくないので、心の余白時間を大切にしているヨハク社で企画しました。大きいイベントがあって利益があってからこそ、小さな余白イベントは必須だと感じています。

今後も大きなイベントを開催するつもりはありませんが、小さい規模だからこそ満喫できるやり方で、僕は居場所作りを行っていきたい。そこには本人が自分と向き合う自己理解が大切なので、自分を再発見できるプロセスを織り込んだイベントをまたやってみたいと思っています。
何より、来てくれたお客さん、出てくれた出店者さん、開催させてくれたヨハク社にBIGTHANKS!!!!!

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