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PTA不要論と組織の見直し

「子どもたちが正しく健やかに育っていくには、家庭と学校と社会とが、その教育の責任を分けあい、力を合わせて、子どもたちの幸せのために努力していくことが大切である」

これは今から80年前、PTAが作られた当時のスローガンです。
時が経っても大切なことは変わりませんが、
実際のPTA活動の中身を見ると、形式的で儀礼的な活動は増え、時代に取り残されている点が多くあるように思えました。
また、80年間積み重ねられてきた暗黙のルールは、1~2年の任期でどうにかできるほど甘くは無くて、
忍耐力だけが試される拷問のような「やらされ感」が付きまといがちです。
やらされている状態ってホントに楽しくない。
そんな背景で誕生したのが「PTA不要論」ですよね。
でも、ほんとにPTAっていらないんでしょうか。

個人的には、人のつながりが失われた社会ほど最悪なものは無いと思っているので、改めて原点に立ち戻り、可能な限りその存在意義に挑戦してみようと思い、今回の組織見直しがあります。

PTAとは、P(保護者Parent)T(先生Teacher)A(組織Association)の略で、
家庭と学校と社会による子どものための活動で、
よくよく調べてみると、任意のボランティア組織であり、強制力はありません。
にも関わらず、勘違いと忖度で、誤った常識ができあがっています。

・PTAは、「行けなくてごめんなさい」ではなくて、「参加してくれてありがとう」の組織です。
・PTAは、加入している子への限定的なサービスではなく、地域の子ども全体の笑顔を目指します。
・PTAは、ルールを守ることが目的ではなく、子どもたちにとっての最善を実現するためのルールを創ることができます。

これからますます社会や環境の変化は激しくなり、親も先生も正解がわからない時代がやってきます。そんな時に、「去年までこうだったから。こういう決まりだから。」で、変化と向き合わないことは、リスクしかありません。
"子どもたちの幸せのために努力できる"PTA活動を通して、変化に向き合い、学び成長し挑戦するカッコいい大人の背中を、
子どもたちに見せていきます!

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