北海道農家の冬の仕事づくりに焼き芋はあり?栽培から保管までの3つのハードル
どーも、冨安です。
現在WFPダチョウファームでは冬の仕事が問題でして、冬に焼き芋って可能性あるのだろうか?
北海道の農家の冬の仕事に焼き芋はどうなんだろうか?
とその可能性をリサーチしています。
では北海道の農家が春〜秋でサツマイモを栽培、冬に焼き芋をしたときに何がネックになるのでしょうか?
しかし、北海道でサツマイモを栽培するには、以下の3つのネックがあります。
ネック1:北海道は気候的には向かない
サツマイモは温暖な気候を好む作物で、北海道では栽培が難しいとされています。しかし、最近の温暖化や寒冷地用の品種の開発により、北海道でもサツマイモの栽培に挑戦する農家が増えています。
サツマイモは、最高温月の平均気温が22℃以上、あるいは年平均気温10℃以上のところで、生育期間の積算温度が2500℃以上が適地といわれています。
この積算温度は日数をかけるほうがいいのですが、北海道は本州と比較すると積算温度を稼げる日数が限られます。
北海道では気温が低く生育期間が短いため、そもそもサツマイモの栽培には不利です。
最近北海道でも暑い時期はありますが、本州と比較すればいっときなので気候的にサツマイモは向かないという前提条件があります。
もちろん栽培は可能ですが、収量は落ちるイメージです。
ネック2:苗の仕入れ
サツマイモは切り苗という、種芋から伸びたツルを切り取ったものを土に挿して植え付けます。
この苗がないと始まらないのですが、北海道ではサツマイモ栽培が盛んではないため苗の流通網がそこまで整ってなさそうです。
ウィルスフリーの苗を仕入れて、自家増殖させて植え付ける。
という流れみたいで、この作業は何とかするとして苗の仕入れルートがよく分からないので、これが調べる必要ありです。
ネック3:保管
サツマイモは、収穫後にキュアリングという追熟作業を行うことで、甘みが増します。キュアリングとは、収穫後に2日間30℃にあてることで、外皮を塞いでいく作業です。
キュアリングをするとサツマイモの保存性が高まります。キュアリングをするには専用のキュアリング倉庫が必要で、これが高いそうです。
10度以下になると腐りやすく温度が高いと芽が出やすくなり、適温で保管するのがポイントだそうです。
北海道だと10月以降は10度以下になりますし、収穫時期に30度になることはありません。
キュアリングとキュアリング倉庫がネックの3つ目です。
結論
北海道でサツマイモを栽培するには、気候的には向かないというネックがあります。
しかし、地温を上げる工夫や寒冷地用の品種の選択、苗の仕入れや保管の方法などを工夫すれば、北海道でもサツマイモを栽培→焼き芋は可能ですがコストがいかほどになるのか。。
北海道でサツマイモ&焼き芋は面白そうだからやる価値はあるが、理屈では間違っているのかという印象です。
もしくは栽培せずに仕入れるかですね。これが現実的路線かなと思います。
やる意味あるのかと言われればない焼き芋。でも意味を考えてたらやれない一歩もある😆
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?