すごく好きな本で、人生どうしたらいいかなってなった時にちょいちょい読み直してる本です。

妻子持ちでクリスマス前夜に出張先の空港に閉じ込められた激務サラリーマンが、企業のアドバイザーとして活動するおじさんと偶然出会って、人生や仕事について色々啓蒙される話です。全3部作ですが、1部は概念的な話が多く、2部3部では実践的な話も展開されます。

「人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが “何度も” 繰り返されていくのだよ。」と言う言葉が好きです。

家族を守るために自分を身を粉にして働いていたり、起業してみたいけどどうも動き出せなかったり、過去にした失敗に囚われて、新しい活動ができない人などは読んですごく安心する本だなと思います。

一方で元気ももらえる本で、楽しく生きようって思えるのでオススメです。

物語形式に話が軽快に進むので、読みやすいです。僕はオーディオブックで聴き読みしましたが、ナレーターの比嘉 良介さん、隈本 吉成さんの声がとても落ち着きます。