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徳島創生アワードのファイナリストになったので、徳島を元気にする方法を考察

こんにちは。tommy(トミー)です。普段は起業家ママtommyと名乗っておりますが、本名は松坂智美と申します。

現在は夫の仕事の都合で移住した限界集落・人口4900人の徳島県神山町に住んでいます。大自然の中にある築50年の一軒家で3歳と6歳の女の子を育てながら活動をしているママ起業家です。

今回は昨年参加いたしましたビジネスコンテストについてお話をしたいと思います。2022年は様々なビジネスコンテストに挑戦し入賞や落選を繰り返してきました。

2022年には3つのコンテストにて賞をいただきました。
・シニアライフ総研のビジネスアワード 
・ウーマンズビジネス グランプリ
・徳島ニュービジネス協議会 徳島ニュービジネス支援賞 優秀賞

徳島ニュービジネス支援賞については、こちらの記事もぜひお読みください。

現在は「とくしま創生アワード」 に挑戦中です。とくしま創生アワードは徳島を元気づけ活性化に貢献できるビジネスプランに対し表彰する賞となっており、有難いことにこちらでもファイナリストに選ばれました。

昨年末にファイナリストになったとの連絡をいただき、大変良い形で新年を迎えられました。グランプリを決定する最終審査会が1月末に行われますので、目下アワード攻略法について検討を行っている段階です。

今回のアワード主催者が徳島新聞社ということもあり、審査員にも金融機関や地元の名だたる企業の経営者の方々などが名を連ねています。

アワードへの参加意義は賞の獲得だけではありません。そうそうたる審査員の方々に自分史事業について知っていただけるチャンスでもあります。受賞が叶った折には、徳島新聞に再度掲載いただける可能性もあるので、とても嬉しく思っています。

とくしま創生アワード攻略法について考える

ここからは、とくしま創生アワードをどうクリアしていったらいいのか?攻略法について考えていきたいと思います。

アワードでは、自分史制作のビジネスモデルが徳島の元気を作り出せる理由を、ポイントを抑えてプレゼンする必要があります。

自分史家族史ウェブサイト制作は、シニアとママが連携してライフストーリーのウェブサイトを作るという、非常にほっこり、のほほんとした事業ですが、社会的意義も大いにあると考えています。自分史制作は地域に良い影響を与えるでしょう。

私たちは他者の人生を断片的にしか見れていません。同じ地元出身の古くからの友人であれば、互いの活動を多少は知っているかもしれませんが、全て見えているわけではありませんよね。ましてや、私たちのような新たな移住者には全く情報は伝わってきません。

地域の方々の散らばった情報を集めるには労力がかかります。人によっては情報が全く出てこない可能性もあります。せっかく地域への貢献につながる活動をしていても、認知されていない人が多くいるのです。自分史には、その状況を改善する役割があると考えています。

自分史とプロフィールの違い

自分史の他にプロフィールサイトと呼ばれるものもありますが勝手が異なります。

プロフィールサイトはキラキラとした部分をマス向けにアピールする傾向が強いと思いますが、自分史は違うんですよね。制作過程ではもっと実直に人生を振り返り、その人の歩みを記していきます。自分史は自分自身の記録でありながら、同時に地域や周りの人々への対外的な価値も高くなると考えています。

なぜ自分史は地域活性に非常に有用なのか?

自分史が地域活性化につながる理由として4つのポイントで考えましたので、ご紹介しますね。

【1】地域コミュニティーの活性化と再構築を促す

徳島県でも核家族化が進み地域のつながりが少なくなってきました。そこへ追い打ちをかけるように到来したのがコロナ禍です。コロナの流行によって人々の交流は更に難しくなり、孤立する人が増えました。

この状況を改善するには、昭和時代のような地域コミュニティーのつながりを再構築する必要があります。そこで有用なのが自分史です。地域で努力し成果を上げている人のライフストーリーを知ることは、その人をすごく身近に感じることにつながります。互いの人生を知ることができれば、あっという間に旧知の仲のような存在になれるでしょう。

【2】社会的価値のある“記録”としての役割を担う

自分史は、記録媒体としても大変貴重で価値のあるものになると考えています。

徳島で地域創生・地域再生に尽力している方々もマスメディアで取り上げられることがありますが、どうしても単発的かつ瞬間的なニュース記事になってしまいます。

それでは地域に貢献しているたくさんの素晴らしい方々の情報が埋もれ、記録として残らなくなってしまいます。それは非常にもったいないですよね。自分史による地域功労者の記録は、地域再生の研究者にとって非常に貴重な資料になるでしょう。

徳島県神山町は奇跡の田舎と言われ、多くの視察者が見学に訪れます。地域創生の実態を知りたくて、この地に足を運ぶ方が大勢いるのです。

20年、30年と長期にわたって地域に関わってきた人達のライフストーリーは研究資料としても大変貴重になるでしょう。自分史によって地域への理解が深まることを望んでいます。

【3】貴重な地域資料のデータ化を推進する

自分史ウェブサイトでは、対象者の写真をサイトに掲載しデータ化しています。地域の貴重な資料がデータ化されてウェブサイトに保存されるので「昔の資料のデジタル化」という部分でも非常に重要な役割があります。

【4】地域に住む“ママ”が活躍できる場所になる

自分史事業は徳島に住むママ達の活躍の場になると考えています。

私自身は「会社員を辞めて起業家になったママ」というポジションにいます。まさか自分が起業家になるとは夢にも思っていませんでしたが、最初は脱サラして何もやることがないので個人事業主としてクライアントワークを受けていました。

お仕事をいただき働くことをずっと続けてきたのですが、やはりママが活躍できるフィールドをもっと作りたいという想いが強くありました。

そのため、スキルなし経験なしで子どもがいるため働けなかったノンスキルのママを積極的に採用し、在宅で働ける機会を増やすことを重視してきました。

それ以外のことはやらないと決め、実力がある方を雇ってクオリティを上げることもせず、男性を雇うこともせず、子育て中のママや副業をしたいと思っている女性にフォーカスして事業を展開してきました。

今後は徳島に住むママさん達も積極的に採用していきたいと考えています。

私がとても重視しているのは、ノンスキルのママでも自分史制作ができるレベルまで作業工程を簡略化させることです。誰でもできる状態にすることにかなりこだわっていますが、この場合、企業競争力は落ちてしまいます。手の込んだ制作物を作らないため、独自性が薄れてしまうからです。

自分史作成者のオリジナリティの部分でしか魅せ場が作れないため、企業としての優位性が出しづらくなるんですよね。それでもママさんたちが働ける環境を整え、ママが働きたい分だけ働ける柔軟性を持ったビジネスを重視いたしました。

さらに大きな視点で言うと、今まで労働者就業者としてカウントされてこなかった人たちに、自分史事業を使って雇用の機会を創出することで新たな経済効果が生まれるのではないかと期待しています。

徳島のモデルケースを皮切りに近隣の県に広がりを見せれば、日本全体へとムーブメントを押し上げる可能性も見えてきます。日本全体の専業主婦が楽しく働けるムーブメントを起こしたい。私はこのような壮大なビジョンを持っています。

自分史・家族史は未来を灯す明るい光になります!

自分史・家族史によって徳島を元気にするビジョンが見えてきました。とくしま創生アワードでは徳島を元気にすることにフォーカスした4つのアピールポイントを主軸にプレゼンテーションを行いたいと考えています。

①地域コミュニティーの活性化と再構築
②社会的価値のある記録としての役割
③貴重な地域資料のデータ化の推進
④地域に住む“ママ”が活躍できる場所の創出

実体験から見えてきたのですが、自分史家族史を作るとシニアの皆さんはとても元気になるんですよね。自分の人生を振り返り、人との繋がりを感じることで、皆さん生き生きとしてきます。そういったシニアのひとりひとりの元気が波及して地域も元気になる。それが私が理想とする姿です。

挑戦するからには高い評価をいただけるよう頑張りたいですし、とくしま創生アワードが自分史・家族史の価値を多くの方に知っていただく機会になれば幸いです。頑張りますので応援よろしくお願いいたします!

「あなたはあなたのままで素晴らしい」
tommy

 

このnoteはstand. fmでの音声をもとに書きました。同じ内容を音声でもお聴きいただけます。

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