トミー

職業はSE。 「常識はあるけど愉快な変人」に憧れる普通の人。

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最近の記事

出戻りロリータ

 ロリータファッションという世界を知ったのは高校生の頃のこと。同級生がゴスロリ服を所持していて、衝撃を受けた私はどこで売っているのかと必死で聞いた覚えがある。彼女によると大宮アルシェの中にいくつかお店があるとのことだった。アルシェといえばMOUSSYなどのギャル御用達ブランドが集まっているイメージしかなかったので半信半疑でエスカレーターを上ったら、そこには別の世界があった。  当時その辺りにはprettyを扱うセレクトショップと、BPN、そして王道のロリータファッションブラン

    • 久しぶりのnote

       noteを書くときは大体物事について深く考えたときや未来の私のための備忘録なのだが、今回はなんとなくnoteを開いたという理由だけで書き始めている。  今は年度末なので今年度を振り返ってみよう。  思い返してみると、春の私はボロボロだった。私は客先常駐のシステムエンジニアをしており、いわゆる現場ガチャでどんな現場に行くかは運次第といった感じだ。  そのときにいた現場では上の人に目を付けられてしまい、パワハラまがいの発言をされるうちに段々と心が疲れ、ある日難聴になり、めまい

      • 過去と未来の地獄

         ※虐待描写があるため、苦手な方は読むのをお控えください  幼少の頃から随分と長い間、私は血の繋がらない父親から虐待をうけて育った。  始まりは4~5歳頃に私がご飯の茶碗をひっくり返してしまったことだった。母の見ていない外に連れて行かれ、何発も叩かれた。そこからはいつの間にか暴力は当然になった。布団叩きやクイックルワイパーの棒でお尻を叩かれてミミズばれは日常茶飯事だったし、エアガンで撃たれたり、時には殴られて流血することもあった。学校から帰宅して先に父親がいれば何が飛んでく

        • アラサー女が痔ろうの手術をした話~その後~

          そういえばその後のことを全く書いていなかったことを思い出したので、報告を。 通常、私が行った複雑な手術であれば術後2ヶ月ほど掛けて傷口が埋まるところ、なんと1ヶ月ほどで傷口が埋まり通院は必要ないという判断になった。 やったー!!これで完全に通院ともおさらば!! とはならなかった。 二週間程するとなんだかまた以前のような痛みがしてきたのである。 おそるおそる病院へ行くと、 「あ~…やっぱり塞がるの早すぎたね……」とのこと。 中より先に皮膚が塞がってしまったみたい。 し

        出戻りロリータ

          パラレルワールドの私へ

           私には母親違いの妹がいる。幼い頃に両親が離婚しており、現在はそれぞれ再婚して子供がいるという次第だ。 実父のこと  長らく母親から私の父親の話はされなかったし、触れてはいけない話題だと思っていたので私から聞くこともなかった。面会もなかったし、写真の一枚も残っておらず現在の姿を想像することすらできない存在、それが実父だった。  転機が訪れたのは、私が商業高校を卒業し、社会人になった頃のことである。母親から急に実父に会ってみたいか?と聞かれたのだ。突然のことに困惑したが、街

          パラレルワールドの私へ

          ロリータファッション好きがミニマリストを目指す

           精神的に元気がないと、それに比例して部屋が散らかっていく。今の私の部屋がまさにそんな感じ。タンスやハンガーラックに入りきらず溢れる服達を横目に、片付けが苦手な私は「ミニマリスト」などと検索してみる。「本当に好きな服だけが残るから、少なくても幸せ」という一文を見て、私はそのページを閉じた。 好きな服だけで生きていける?  常に好きな服を着られたら幸せなのはよくわかる。自分にとって好きなものを頭に思い浮かべてみる。  Alice and the Pirates(ロリータファ

          ロリータファッション好きがミニマリストを目指す

          アラサー女が痔ろうの手術をした話④

          前回↓ ※汚い話が多いので、注意して読んでください。肛門と便の話はどうしても切り離せない重要な話なのでご了承ください。クレームは受け付けません。 入院3日目(手術翌日)朝の検温にて起床した。 痛みもかなり強く、出血も生理2日目くらいの量はあった。 だが、前日の地獄のような痛みとは比べものにならないくらいマシにはなっていて、一番辛いときは越えたかなと少しだけ安心した。 朝から通常の食事が出された。正直座るのは痛くて嫌だったが、頑張って食べた。 この日は手術当日とは違い、

          アラサー女が痔ろうの手術をした話④

          アラサー女が痔ろうの手術をした話③

          前回 手術直後ウトウトしながら過ごしていると、看護士がちょこちょこやってきて血圧測定をしたり点滴を替えたりと色々してくれた。特に問題はないようだった。 そのうちだんだん下腹部が重たくなってきた。張っているような、生理痛のような痛みもある気がする。尿意はないが溜まってる感じ。ナースコールをすると看護士がすぐにやってきて管を通された。感覚はない。 「ちょっと時間かかると思うのでまた来ますね」 普段の排尿なんて一瞬だけど管で採ると時間がかかるもなのか?と思いながらも「はい」と返

          アラサー女が痔ろうの手術をした話③

          アラサー女が痔ろうの手術をした話②

          まずは①からどうぞ。 10年も痔を患っているというのに肛門科へ行くのは初めてだった。 駅などで看板を見かけていたので自宅から数駅のところに専門のクリニックがあることは知っていたのでそこに目星をつける。 ホームページを見てみるとそこそこ大きな病院のようだった。院長のコラムがわかりやすく、手術にかかる日数や金額の目安も記載されていたのでそこへ行くことに決めた。 予約は必要なかったので、受付時間内に病院へ行く。 明るくて綺麗な病院だ。 問診票を書いてから周りをそっと窺うと、待

          アラサー女が痔ろうの手術をした話②

          アラサー女が痔ろうの手術をした話①

          タイトルの通りなのだが、どなたかの参考になればと思い記録する。 お尻の話だし、汚い&痛い話なので、苦手な方や食事中にはオススメしない。 場所が場所なだけに恥ずかしさはあるのだが、終わったら絶対ネタにしてやる!という気持ちで手術を受けてきたので、一人でも多くの人に読んでもらえたらありがたい。 そもそも痔ろう(痔瘻)ってなんだ?と思う方も多いかもしれないが、痔の仲間である。 専門家ではないので、詳しく知りたい方検索することをお勧めするが、そこまでではない方のためにざっと説明

          アラサー女が痔ろうの手術をした話①