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久良岐能舞台見学

久良岐公園近隣で生活して20年超。久良岐公園は何度訪れているか数え切れませんが、能舞台には一度も足を踏み入れたことがありません。朝散歩の時間は閉門してますし、日中はどうしても公園で時間を過ごして来ました。

昨日、半徹夜に近い状態で涙の女王を視聴してしまったせいで4/29月は生活のリズムが大きく崩れ、長い昼寝をかましてしまいました。明日からは雨予報と聞き、これはまずい休日の過ごし方だと焦って、夕方暗くなる前に、散歩に家を飛び出しました。意図せず日中の散歩となり、歩き始めると普段は固く閉ざされている?久良岐能舞台の門が開いているでは無いですか!これは初体験とばかりに門を潜ってみました。

素敵な庭園が広がっている事を想像していましたが、正に想像通り。ちょっとした小道が整備されており青々とした紅葉の葉っぱや竹林、池などを楽しめます。所々木の枝にランタンがぶら下げられており夕刻、夜に入場出来れば情緒溢れる風景がより印象的になるんでしょうね。紅葉の時期もさぞかし美しい庭園の姿を見せてくれると思います。

ちょっとした池が能舞台に隣接
所々にランプがぶら下げられていました
庭園の小道には橋もかかっています
シャガの花が咲いてます
背丈のある木々もありました


能舞台見学に初入場。広く綺麗な畳は素足では入れませんのでご注意下さい。また足裏の痺れがあるがんサバイバーにとってはちょっと冷えるので痺れ痛みが増す感じですね。でも見る価値ありますよ笑。一人でしたが説明放送を流してもらい解説を聞きます。舞台の譲渡経緯や舞台の作りなどの説明を受けます。四つの柱にも名前がついており、視野が狭い能面を付けて演じる際には重要な位置確認の手段となるそうです。

小生が強く惹かれたのは舞台演出効果に関する工夫です。床下には9つの甕(かめ)、壺が埋めてあるそうで、これは音響効果があるそうです。また舞台の周囲には白州と呼ばれる白い小石が敷き詰められているのですが、これが太陽の光を反射する照明効果があるそうです。電気の無い時代にいかに舞台映えするか考えられた音響照明の配慮、まさに和風ミュージカルと言える気配りに感心しきりでした。

広い畳は素足禁止です
正面(鏡板)の松は日本画家平福百穂(ひらふくひゃくすい)の筆によるもの
竹も描かれております

能舞台の奥にもちょっとした庭園が広がり、ベンチや東屋もありました。正に隠れ家的存在。私が訪れた際にはカップルの先客があり、なかなか撮影しにくかったのですが、この情緒あふれる庭園を独占出来ると思うと、最高の施設であることが今回わかりました。新しいことを経験する、行ったことの無い場所に訪れると言う行為は非常にワクワクする楽しいことですね。

初めて開門している時間帯に訪れました
なかなか充実した時間を過ごせました

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