夏休み残り3日間で、Netflixで梨泰院クラスを観ましたよ。娘たちはハイキューにハマっており、その隙間を掻い潜り、視聴を開始したのですが、鳥肌立つくらい面白い。全く読みかけの本に戻れず、テレビの前に朝から晩までかぶりつき、先の話、先の話、とにかくエンディングまで辿り着きたくなりました。こんなどんばまりしたドラマ久しぶり、何もかもが自分の好物でした。ご馳走様。👏

1.キャストが完璧にハマっている
やっぱり美人が出演しているとドラマを視聴するモチベーションが上がります。スアはビジュアル、スタイル完璧ながら、自分を大事にするあまり、恋愛か仕事かの板挟みの人生で薄幸な感じがたまりません。悪女なのか、いい女なのか、シンデレラになれるのか、このスアの話だけでドラマとしては合格点だと思います。飯何杯でも食えます。笑

そして超キュートな瞳キラキラのイソ。彼女の多才ぶり、相手を思いやる心遣い、行動力、軍師としての才能に後半、完全に彼女のトリコになりました。やはりこの物語、彼女も主役なので1話の冒頭で、話が全くわからない状態でも彼女が出て来たんだと解釈しました。2回目視聴する層に向けてのサービスなんですね。最終回までスアに対して、バチバチとやり合う姿が微笑ましくて、それを大人の対応で応えるスアもやっぱり良くて、このやり取りが何よりもむずキュン出来た。あまりにインパクトあるシーンなのでネタバレで記載せざるを得ないのですが、セロイとスアのキスシーンをディフェンスしたり、二人の間をフライングして割って入ったり、そんなこと出来るハートの強い奴いないって、でもいたら絶対楽しい奴かな？って視聴出来た。このイソみたいな子と同級生であったグンスは生まれた時を恨むしか無いですよ。こんなぶっ飛んだ性格のイソにとって同級生の男の子なんて、全然刺激が足りないんですね、きっと。ドラマ最初の頃、このイソも美人インスタグラマーでモデルの設定なの？と、そこに疑問がありましたが、それ程美人ではないからこそ反対にスワとの対比が際立ち、スワの美貌に負けない、セロイの話を聞く時の耀く魅力的な瞳、最後までいったいセロイはどちらを選ぶの？復讐が終わった時、どちらが彼との幸せを一緒に紡いでいけるのって感じで楽しめました。恋の三角関係、いや四角関係、何度も書きますが最高です。大好物です。

始終イガグリ頭のパクセロイ、名前や髪型はドラマを観る前からテレビのパロディやCMで散々チラ見して来ましたが、君がそんなに魅力的で才能溢れ情に熱い奴だなんて知らなかった。だから最終的には女にも男にもモテるのね。あんたが本当に好きな人、あんた以外皆んな知ってるわって言う鈍臭さ、ラブストーリーの王道です♪そんな男に、そんなシチュエーションになってみたいよ、本当に。ヤクザとやり合うのはゴメンですけど。これもイケメン、高身長で身体付きも完璧だから違和感なく視聴出来た訳です。

彼と彼女達のキャスティング無しには、こんなに初回からハマって観ることが出来なかったと思います。そう言う意味で、愛の不時着よりも通してはまることが出来ました。

2.復讐のサクセスストーリー
なる程、半沢直樹の韓国版と書いている人達が沢山いました。巨大な絶対悪に何度も何度も心折れそうになりながらも立ち向かうストーリーは、視聴後に胸がスッと出来る半沢直樹に似てるのかしら。戦い方がインスタを使ったり、投資で対抗したり、持株比率で争ったりと絶妙な現代感覚、現実感で、ワクワクしながら長家との戦いを視聴することが出来ました。セロイの上司としての立ち振る舞いも色々な登場人物と対比して描かれており、チームを大事にする理想的な上司像ですね。当時リアルタイムで視聴していた人達は、次週が待ち遠しくて仕方が無かったと思うし、ドラマ完結後のロス感は半端無かったと思います。途中ウトウトしながらですが最終回まで一気見することが出来たのは、あまりに興奮し過ぎない軽症で済んで？自分的にはよかったです。…多分。
半沢直樹も笑ってみていましたが、そんなに土下座にこだわる所はあまり共感出来ないって点と、最大の敵が時の流れの中で弱まってしまう所は、リアルちゃリアルなんですが残念感がありました。

3.わき役達が丁寧に描かれている
韓国ドラマは１話あたりの時間も長く、話数も多いため、時間をかけてわき役達のストーリーも丁寧に描いてくれます。これが映画には無い充実感を増してくれます。梨泰院と言う場所、都市が実在するか否かすら知りませんが、本当に今時の最先端都市で見かける多種多様性に関してもドラマの中に織り込まれており、嫌味なく固定観念を覆す教科書にもなるんだろうねと感じました。声高らかにLGBTを認めましょうと騒ぐ人も正直言って苦手なので、この程度のスパイスでさりげなく世の中に浸透させて行くスタンスが好感持てます。低学歴、前科者、トランスジェンダーに外国人、色々な理由で色々な人達がいることを受け入れることが出来る社会って本来なら当たり前ですよね。こんな話題も入って来るので、毎話飽きずに視聴出来る訳ですね。

魅力満載のキャスト、見どころてんこ盛りかつ丁寧に、しっかり伏線回収して行くストーリー、また賑やかなネオンの街並み、山の向こうの朝焼けなど綺麗な画作り、これは生涯No.1ドラマと言っても過言では無いでしょう。小生の性格上、真面目に点数付けて無いですけど。笑