器を満たすもの

話をしていても 心が満たされる相手と 何かが足りない感じのする相手がいる。
違いは どこにあるのだろう?
その答えは とてもシンプルだと思う。
話している相手のグラスが 満たされているかどうかだ。
グラスに水が入っていなければ もう一方のグラスに 分けることは出来ない。
日々の忙しさを理由にしたがる人には きっと無いもの。
人間 それぞれに生活環境が違って 職業や生活の中で 他人には 伝わらない苦労をしている。
進んでるのか 戻ってるのか 不安になりながら それでも止まらない時間を 駆け抜けている。
逃げないで 立ち向かった者にだけ 与えられる その『雫』を 持っている人に きっと惹かれているだけのこと。
その『雫』の味や香りは 自分次第で 芳醇な赤ワインにもなるだろうし 果汁100%の生ジュースにもなり得る。
あなたの味や香りが好きな 別の『雫』に出会った時 新たな『飲み物』が生まれるのだろう。
炭酸なのか。
糖分なのか。
はたまた 乳製品で まろやかな味わいに 変化するかもしれない。
なりたい自分に向かっている人にだけ 分泌される その『雫』を 分けられる人であり続けたいし そうあってほしい。
いつか 製品として 紹介出来るように。
誰かの心のテレビショッピングに 出演オファーがあったなら それ以上に 嬉しいことはない筈だから。
今 あなたの隣にいる 大切な人との会話の続きが コラボ商品が生まれる きっかけになることを 私もあなたも 知っているから。
満たし続けるのは きっと 疲れてしまう。
たまには 分けてほしいと 甘えてみるのもいいかもしれない。
甘えた その分 満たし返してあげればいいだけのこと。
自分らしく 愛を持って臨め。
手を抜いてはいけない時を 自分の中で決めるのだ。
それさえ守っていれば『雫』が 枯れることはないから。
無理はしないで マイペースに いくこと。
そうすれば 誰かが その『雫』を 買い求めに来てくれる。
常連さんほど 大切にすることを忘れずに。

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