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私が貯蓄型保険に入らない理由

私は貯蓄型保険には入らない。
保険で入っているのは一時的出費が大きいがん保険だけだが、それさえも、もう少し余裕が出たら解約してしまっても良いと思っている。

かつて、生命保険会社に転職する可能性があり、保険ビジネスについてもある程度知識を入れておこうということで、保険関連の本を数冊読んだ。

その3冊とも全く別の人間が書いている本だったが、言っていることは同じだったこと、今でも鮮明に覚えている。
まさに同じ人間が名前を変えて書いているのではと思ったぐらい、考えが同じだったから。

で、それら本では何が主張されていたか。

保険は貯蓄型じゃなく掛け捨て型で。
さらには一時的な出費として自分でまかなえるぐらいの財力があれば、そもそも保険なんて加入する必要がないということ。入るなら、掛け捨ての生命保険ぐらいだ、と。

じゃあ保険屋いらないじゃん。。と。
そんな単純な話じゃないんだけど、でも自分で対応できるレベルの金額であれば、何かあった時に自分でカバーできるのであれば保険には入る必要はないということだ。(日本という国は国民皆保険で、保険証という素晴らしいものを持っているだけで十分なんですよ)

ちなみにそういった視点でいうと、車の任意保険は必須だ。人の命を保証出来るほどのお金は持ち合わせてないからさ。

話を戻そう。

入院保険でも学資保険でもいいけど、いわゆる貯蓄型の保険、あれって視点を変えると保険会社が我々からお金を借りて「運用」して「運用益」を得て、その一部だけ我々に「還元」してくれて、残りの「儲け」は自分の懐にしまうためのビジネスだ。

言い方悪いかな。。

例えば保険会社が年4%で運用する。つまり、100万円を104万円にする力があるとする。
で、4%のうち、3%(3万円)を自分の懐に入れて、1%(1万円)は我々に「還元」してくれるとする。

「ありがたや、お代官様」となる。

でも、自分で4%で運用できる能力があったら?
そのまま4%自分へ還元では?

入院保険は入院時に還元があるかもしれないが、学資保険なんてただの「運用を低還元でいいからお願い」と保険屋に丸投げしているようなものだ。言い換えると「自分でお金持ってると使っちゃうから代わりに預かってて」と言っている子どもと同じ思考回路だ。

いやいや自分のお金は自分で管理しようよ。
入院保険でさえ、長期運用で見れば、その時々発生するかもしれない入院費も賄えてお釣りがくるぐらいの運用が個人でできるので。

保険会社で我々から預かったお金を運用する人たちはお金の専門家だけど、一つだけ我々シロートに勝てないことがある。それは「待ち」が出来ないこと。

仕事ってノルマがある。
お金を動かす仕事をしている人たちは、例えば毎月4%の運用益を出しなさいという事になる。その月に株式市場の調子が悪くても。
でも我々シロートは、ちょっと今は「待ち」だな、と思ったら、別にその月のノルマ、短期のノルマをクリアしなくていい。より長期目線に立って運用ができる。一月一月の勝負じゃない。

めちゃ平たくいうと、株は安く買って高く売るだけ。
そしてこれもお金の勉強をすればわかるのだが、分散投資をした場合、銀行の利息よりも国債の利息よりも確実に右肩上がりに上がっていく。長期目線に立てばね。あと、極端に高値で掴まなきゃね。

そのためのテクニックはたくさんあるし、しかも特別なスキルでもなんでもない。大きな間違いをしなきゃいいだけ。

そう言ったお金の勉強って絶対にしていったほうがいい。
特に子どもの頃からやっていったほうがいいけど、大人になってからでも遅くはない。

まとめ。

貯蓄型保険に入るなら自分で運用が断然お得。
お金についてもっと勉強しよう。(「お金なんていらない」とカッコつけてる某有名人もいるけどそれを真に受けてはならない。そのメッセージに込められた真の意味をちゃんと理解することね。)

ではまた。


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