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飽きるのは自分の成長が止まっているから 『生き方はニーチェに聴け』

タンザニア在住ライターのほりともです(@tmk_255)です。

最近読んだ、おススメの本を紹介します。

『生き方はニーチェに聴け!』


最近、複数の友達からお勧めされて読んでみました。

白取春彦さんの『超訳ニーチェの言葉』を数年前に読んだ時は、なんだか難しく感じて、最後まで読み切れなかったのですが、こちらはすらすらと頭に入り楽しめました。

本の一番最初から、まさに最近、自分の身にも起きたことで、説得力がありました。それは「創造することが人生の喜び」という章。

積み木で遊んでいる幼児を横から大人が手を伸ばして手伝おうとする。幼児はとてもいやがる。とにかく自分の力だけでやりたいのだ。ここに大人と幼児の差がある。大人は結果の形を求める。幼児は自分の力で事を成すことを求める。すぐれているのは幼児だ。なぜなら、この幼児のしていることはまさに自己実現だから。

うちの4歳の子、何かトライしているところを手伝おうとするといつも「自分でやる!」と言いますが、まさにこれなのかなあと、実感。

他にも、自分の凝り固まった考え方に新しい視点をもたらしてくれる、ハットさせる言葉がたくさんありました。

飽きるのは自分の成長が止まっているから:自分について多くの人が誤解している。飽きるとは、自分がいつも同じ見方しかしてこなかった証拠だ。あるものに対して、誰かに対して同じ見方しかできないから飽きる。例えば子供を育てている親は子供に飽きることはない。なぜなら子供は日々成長する、毎日変化があるから。大人は、自分がもう知っていることだと思ったとたん、飽きる。しかし、知っていると思うこと自体が誤解。本当は何も知っていない。

危険や困難にも挑戦しよう:なぜならいやいやでも苦手にかかわると、そこに新しい教えがあるのを見出せるから。例えば難しい本を読むことによる発見。イメージは裏切られ、本当はそんなに難しくないこと、著者の考えを知ることができる。人間に対しても同じで、苦手だと敬遠していた人と接していくうちに、独特な世界観を知ることができる。結果、自分の能力がとてつもなく広がる。

感動はエネルギーの源:中高年は感動することが少なくなっているから、未来への可能性が低くなる。年齢的にしに近づいているからではない。感受性の広さは未来の可能性を押し広げるのだ。中高年は落ち着きがあるように見えるが、感受性の一部がにぶくなっていることも意味している。物事に触れて心を震わせることは、体に新しい生気を与えるのだ。

自意識がなくなるまで集中してみる:もの事を達成したい時に必要なのはノウハウではなく、集中である。だから、最近はマインドフルネスが注目されている。最高度の集中をしている人は、自己すら忘れている。雑用、悩み、お金の悩みも忘れる。

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