2021年から放送大学の全科目履修生（普通の大学でいうところの正規学生）として心理の勉強をしています。1年間、放送大学はそれはそれは細やかにサポートしてくださいました。通信指導（中間試験のような）が出ていなければ電話で学びに躓きがないか聞いてくださったり、様々な通知を封書でおくってくださったり・・・こんな丁寧に全学生に対応されているのだなと驚く1年でもありました。

なので、その日届いた封筒も「あ、またなんかお知らせよね」と考えなしに開いたのです。真っ先に目に入ったのは【寄付】と【基金を設立しました】という文言。「はっは～ん・・・これは寄付を募る系の通知なのね。卒業大学とかからも来るああいう系ね」と内容の目星を勝手につけて読み進めたら違った！

基金からお金もらえるの私！？

10万円という金額に驚きました。この日奇しくも、給付金詐欺で国税局勤務の容疑者が捕まりいたるところで報道されていたためか、自分は何もしていないのに届いた給付金のお知らせに「これってもらっていけるやつ？後でなんか言われたりしないの？」と不安もよぎります。放送大学のホームページで検索をかけても【学生支援給付金】という文言が入ったお知らせは引っかからず、【学生支援緊急給付金】という文科省が実施しているコロナで収入が減った学生のための学生等の学びを継続するための緊急給付金のお知らせばかり。Twitter等でだれかつぶやいていないか検索するも、状況は放送大学ホームページと同じ。一体全体この放送大学学生支援給付金とは何なのだろう・・・

ここまででわかることは、この給付金は放送大学固有の給付金の様子。そして、申請不要で何らかの選考を経て給付される様子。さすがに学生の懐事情まで大学は情報を得ていないと思うので、結局のところ成績優秀者に与えられる給付金なんじゃないかなって。そう思うのも、私、実のところ2021年度に、24科目（前期19科目・後期5科目）とって、その内22科目はⒶ、2科目はAという好成績を修めています。これが最大の要因なんじゃないかって。

ちなみに放送大学の成績はⒶ:100～90点　A:89～80点　B:79～70点　C:69～60点　D:59～50点　E:49～0点となっていて、D・E認定となると単位は出ません。なので、通常の大学の5段階に置き換えるとⒶ：秀、A：優、B：良、C:可、D・E：不可と考えて良いのではと思います。これでGPAを算出しますと3.9という、とてつもない成績になるのです。どうしてそんな成績になったのか種明かしすると、2021年度は放送大学では定期試験が自宅受験の持ち込み制限も時間制限もないという状態で、教科書やらインターネット配信やらを隅から隅まで探して試験を受けたからだと思います。

とはいえ、きっとこの成績のおかげで10万円を受け取ることができたのだろうと思うと頑張って良かったなと思います。もっと放送大学は「成績が良ければ10万もらえるよ」ってアピールしてもいいのではと個人的には思います。
加えて、金額が高いのもうれしいのですが、「成績優秀者」的な言葉が入っててほしいと思ってしまいました。私はこの放送大学での学びを終えた後、近隣の大学の大学院に進学し、公認心理師の資格を取りたいと思っています。だから、そういう時に「お金もらえるくらい、成績優秀だったんだぞ！」と願書に賢そうに見えるタイトルが書ければ・・・なんて思ってしまいました。受賞歴ってうまくやればアピールポイントになりますよね！

もちろん学ぶことが一番の動機で入る放送大学なのでしょうが、ご褒美的なものがあると思えば一層頑張る人もいるのではと思います。放送大学の方に見てもらって、この給付金のことを広めることや名前を良いものにすることを一考いただきたい！と思っています。