見出し画像

台湾語学留学に高雄を勧める9つの理由

台湾で大学の語学中心に入って中文を学ぶ日本人、増えてるんじゃないでしょうか?私が通っている語学中心では日本人とベトナム人がのどちらが一番多いか・・・といったくらい、日本人は多いです。それでもやっぱり台北で学ぶ人が圧倒的に多く、私の住む高雄を選ぶ人は少ないようです。こんなにも留学にお勧めなのにな~と思ったので書き留めました。

9つの良い点

①台湾華語には方言はない

 台湾で話されている中文を台湾華語と言います。この台湾華語、國語と言われ「あなた國語聞き取れる?」と街中で言われることも多いです。うちの語学中心の先生が言っていましたが、「台湾華語には方言はないよ!」と。つまりは台北の台湾華語も、高雄の台湾華語も一緒という事です。日本だと、どこで生活するか方言が身についてしまうことがありますが、台湾華語だとそれがない!(南部では台湾語も話す人も多いですが、方言というより全く別言語なので住むだけでは身につかないと思います)

②生活費が安い

 高雄の家賃は台北と比べてとても安いです。例えば、学校付近の套房(キッチンなし、家具付きアパートって感じ)を借りようとすると、高雄師範大学付近だと2400元からありました。同じ条件で台湾師範大学近くで見ると7000元からです。この差!比べられる平均値を持っていないのですが、聞いた話によると高雄の学校近くの套房は平均7000元程度、台北は下記引用によると20000元!?学生向けだともう少し安くあるかもですが・・・さすが天龍國。

據統計六都套房租金佔月收的比例,結果顯示台北市「單身族群」最辛苦。平均租一間套房,需負擔2萬元月租

台北壓力大-單身族-房租佔月薪35-這城市最輕鬆 Yahoo新聞

 物価についてはあまり差を感じませんが、果物の飲み物が美味しいmacu茶。台湾北部と南部で10元ほど値段が違います。このように所々高雄の方が安いかな~くらいです。

夏限定楊枝甘露こちらが10元の差がある商品

③高雄は雨が少ない

 台湾は雨が多いイメージありませんか?高雄に住み始めて6ヵ月経ちましたが、雨あんまり降りません。雨傘使ったのも3,4回くらい。台湾では洗濯ものが乾かないとか、部屋のものがカビてしまうと聞いていたのですが、そういったことはないのが高雄の印象です。ただ5月から雨が多くなると聞いているので、また印象が変わるかもしれませんね・・・でも冬の台北の「雨が降って、体感気温が冷たい感じ」は高雄においてはありませんでした。

④高雄は人が優しい

 「台湾の人って優しい!」って良く聞くじゃないですか。私もそう思います・・・が、高雄の人が特にフレンドリーで親切な気がします。市場に行けばおばちゃんが「どこから来たの?国語上手ね!」と話しかけてくれるし、コンビニのお姉さんが「会員じゃないの?会員だとこれ安くなるのに・・・私の番号で安くしておくわ!」、カフェのお姉さんが「え~日本人なの?お菓子一緒に食べましょ」とお菓子サービスしてくれるなど良くあります。後はお話好きな方が多く、バス停でバスを待ってたおばあさんに話しかけられたり、お洋服屋さんの人と話し込んだりがあります。高雄の道を歩けばこんな感じです。語学の練習にもなりますね!
 ただし・・・移民局の方は怖かったです。私は一度泣きました。

⑤交通がそこそこ便利

 台北に行くとMRTが発達していて便利ですが、高雄にもあります!台北周辺(桃園・新北)以外は、高雄と台中にMRTが走っています。そして、現在LRTも走っていて、高雄の主要箇所をぐるりと回りやすくなっています。ただ、生活という点ではバスやyoubikeで補う必要があるかなと思います。日本の地方から行った身としては十分便利です!
 そして、「台湾のバスは乗った瞬間出発するよ」「運転荒いよ」と聞きますが、私が乗ったことがある高雄のバスはそんなことなかったです。(運行会社による様ですが)座るまで待っててくれるし、人気のないところで降りると「どこに行くの?○○に行くならあっちだよ」というような会話をしてくれます。一度悠遊卡が動作しなかったときは「もういいよ~」とタダで乗せてくれました。ただ、丁寧な分、バスが遅れることは多く、バスを使う場合は早めに行動することを心がけています。

⑥やはりそこそこ都会

 高雄、台湾の第三の都市になってしまったんです・・・(とはいえ、人口でいうと台北より多いらしいんですけど)でもやっぱり都会です!台湾どこでもコンビニ多いですが、高雄も多いです。スーパーも多いですし、スタバも多いし、デパートもあり生活に困りません。カフェや食堂も多く、夜市もちゃんとあります!
 日本のものが恋しくなっても、台湾に進出しているチェーン店はほぼあるし(サイゼがね、無いのよ)TUTAYAもあるし、また2023年中にはドンキもやってきます。
 おしゃれな場所としては高雄市立図書館総館、棧貳庫KW2、駁二芸術特区、高雄流行音楽中心など雰囲気が良くて歩いているだけで「わ~高雄に来てよかったなぁ」って思える場所です。

⑦ゴミが指定袋ではない

 すんごい小さい事なんですけど・・・高雄はゴミが指定袋じゃないんです。だから、何の袋にいれても捨てることができます。だから少しお安く、そして簡単に捨てることができます。

⑧イベントが結構多い

 このトップの写真は2023年の蓮池潭の燈會です。この派手派手さがたまりません!3年ぶりの開催だったからたくさんの人が見に来ていました。それ以外でも凧揚げ祭り、デザイン展、音楽フェス、ビールフェス、図書館祭りなど毎週のように開催されていました。現在の高雄市長陳其邁さんになってからイベントがすごく増えたと高雄の知人が言っていました。

⑨ご飯の味付けが日本人に比較的合いそう

 南の方は味付けが甘いと聞きますが、高雄でそこまで「こりゃ甘いな!」という食事にあったことがないんです。(丹丹漢堡以外。だから高雄の人に怒られそうですが、台南発祥の噂はあながち嘘じゃないんじゃないかって個人的には思っています)その上、日本人に苦手な人が多い八角の使用料が比較的少ないように感じます。(八角が苦手な夫がそう言ってました。私は八角好きすぎて実のところもう良くわかりません)
 正忠排骨飯というお弁当屋さんも高雄発祥でとっても美味しいですし、台湾の屋台に欠かせないパパイヤミルクも発祥は高雄と聞いています。後パンの世界コンテストで優勝した吳寶春麥方店なんかも台湾各地で見られるようになりましたが高雄が創業地ですね。
 なかなかどうしたことか、どこに食べに行ってもごはん美味しいです。大きく展開していなかったとしても、肉汁たっぷり肉まんの朝ごはんで有名な興隆居とか。

やはりデメリットもある?

はっきり言って高雄で学ぶデメリットもやっぱりあります!

①バイクの交通マナーの悪さ

 高雄のバイクのマナーの悪さは、台北より悪いと私は思います。一日一回は信号無視してる人見るし。台北では観光地にしか行かないからか、信号無視しているバイクは見たことなかったです。

②暑い、とにかく暑い

 高雄の夏、というかほとんど1年中夏だろ?ってくらいずっと暑いです。これを打っている現在は2023年2月ですが、もう3回はクーラーのお世話になりました。

③学校が郊外にありがち

 高雄では大学が郊外あることが多く、街中にあるのは高雄師範大学、比較的近くにあるのは中山大学、文藻外語大学、後は本当に郊外です。勉強に集中するぞ!という人には郊外の大学もありでしょうが、午後からは少し街中を散策したい人には選択肢が限られてきます。

④台湾師範大学や中華文化大学と比べると・・・

 これはTwitterでつながっている人がつぶやいてくれた情報なんですが、台湾師範大学や中華文化大学はとにかく学生数が多くて一学期に開校するクラスが多いみたいなんです。だから自分が振り分けられたクラスが難易度としてあっていても先生が合わない場合クラス変更をお願いできるそうです。
 うちの学校では、その級は1つしかないので、先生が合わなくても頑張るしかないというのがあります。幸い私は合う先生にしか当たっていませんが・・・

留学の地に高雄を選んで後悔はないです!

 私個人は高雄に知人がいたので、最初から迷いなく高雄に留学を決めましたが、まったく後悔ありません!それどころか、もし留学を終えて再び台湾に住むことがあっても高雄に住みたいな~と思うばかりです。もし台湾のどこかに留学したいなと思っている方がいれば高雄、大変、お勧めです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?