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「被害者」をひもとく◆「被害者」になってわかった、マジョリティーに寄せようとされていく違和感と見えない差別のこと

※この文章には、性被害を想像させる表現などが含まれています。ご注意ください。

わたしたちは、テレビをつけたりネットでニュースを見たりすれば、「被害者」ということばを聞いたり目にしたりしない日は、おそらくないだろうと思う。

それだけ身近で日常にも浸透している「被害者」ということば。

けれども、人は、そんなかんたんに「被害者」になっていくわけではないということを知った、わたし自身のある経験があるので、きょうはそのことについて書いてみたい。

あるとき突然、「被害者」になったのではない あれよあれよとなっていったという話

とある地方都市にひとりで暮らしていた数年前のこと、わたしはのちに、被害届を出すことになる「強制性交等」の事件に遭い、”ある日突然、「被害者」となった”。

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