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子育て夫婦の「自由時間」に優劣をつけてはいけない理由

 公平な家事育児とは、公平な自由時間の確保のことではないかと思っています。家事育児を5:5で行うことを目指すよりも、「自由時間」がフェアになることを目指したほうが、家事育児の不満を軽減できる。それは、家事育児の辛さとは自分の自由時間を奪われることにあるからです。

 ところでこの自由時間。
 この使い方にあれこれ干渉すると、ろくなことになりません。でも、何気なく貴賤を決めつけてしまいがちだったりします。

 わが家ではお互いの自由時間の量に気をつけています。夜の寝かしつけは日替わりで交代制。娘が小さい頃は朝夕の送り迎えもできるだけ交代制にしていました。どうしても都合がつけられないときも「貸し」としていて、別の日にまかない合うようにしています。

 夜に飲みに行ったりするのは、できるだけ自分が寝かしつけのない日に調整。休日に家族と出かける以外の予定が入る場合も、お互いに調整しあっています。

 そして、自由時間の中身については、ほとんど干渉しないようにしています。たとえば仕事や勉強のような予定は、遊びや趣味に比べて優先されがちです。もちろんそういう時もありますが、それが仕事や勉強だからといって、相手の遊びや趣味の時間よりも優先されて当然とは思わないように気をつけています。

 それがどんな時間の使い方であれ、それぞれに大切な時間です。とくに、自分が関心のない趣味はどうしても無駄に思ってしまいがち。でも別に人に迷惑をかけるようなことでなければ、夫婦であってもとやかく言われる必要もないはずです。

 「夫は仕事で忙しいのに、自分ばっかり趣味の時間が欲しいなんて言えない」「妻は育児で大変なのに、趣味を復活させたいとは言い出せない」そんな風に我慢してしまっているご夫婦もたくさん見てきました。たしかに、何でもかんでも自由にとはいきませんし、どうしても自由時間が少なくなってしまう時期もあるでしょう。ですが、お互いがフェアに自由時間を分け合っているのなら、その時間に何をしてもそこは尊重し合うべきではないでしょうか。

 逆に「仕事や勉強が最優先」「育児中だから他のことは我慢するべき」と、一直線にのめり込んでしまうと夫婦の関係性もずいぶんとギクシャクしたものになってしまいます。

 子育てをする上で、家庭から開放される自由時間はとても大切なものです。ゲームをしたり、のんびりお茶をしたり、ちょっと仕事をしたり、運動したり。お互いの自由時間は「枠」でとらえるべきで、その中身で勝手に優劣をつけるのはよくありません。

 自由時間に貴賤なし。

 お互いの時間を尊重し合うことが、きっとすてきな家事育児シェアに繋がっていくはずです。

では、また。


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