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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.15】シューズとトウキック

こんにちは!

ワールドカップは応援していた日本・スペインが敗退してしまい、がっかりしています。

個人的に今大会のイングランドはプレミアビッグ6のイングランド人選抜の様相をていしており、いつになく期待値が高かったのですが。。。

さて、楽しかったワールドカップも残り4試合。サッカー界最高のエンターテインメントを堪能したいと思います。

本日は技術論、グッズ論を取り上げます。それは「トウキック/インステップキック」と「シューズ」の関係です。

先日、ブラインドサッカーを生で観戦しました。その際に、見えない中ではトウキックが非常に有効だと感じました。

トウキックの特徴としては、

・小さい振りで、強くて速いボールが蹴れる(見えないと振りを小さくするのがヒットさせる際に有効です)
・ゴールキーパーのタイミングを外しやすい
・ボールを当てたところによっては、無回転となり、不規則な変化が生まれる(キーパーはキャッチしにくい)

という利点がある一方で、最大の懸念は、つま先へのダメージです。爪が割れてしまう可能性もあり、諸刃の技術だと考えていました。

また、幼少の頃につま先で蹴ることを覚えてしまうと、中々インステップに移行するのが難しいと子どもたちを見ていて感じていました。

強く簡単に蹴れるからこそ、つま先で蹴ることに頼ってしまい、インステップを試行錯誤して習得するモチベーションに繋がりません。

三つ子の魂百までではないですが、小1までにインステップを蹴れないとそれが小学校中学年くらいまで続き、技術の蓄積に差が出てしまうことを懸念しています。

※この辺は以前にインステップを論じたので、こちらをご参照ください

今回はあくまでも「トウキック」の有効性に焦点を当てます。幸い我が家の息子は右も左もインステップの当てどころを習得できています。

ですので、あえて新しい武器として「トウキック」を意識させ始めました。(ブラサカでの気付きの影響が大きいです)

そして、サッカーシューズのメーカー毎の特徴に再発見しました。

一般的にフットサルではトウキックの技術を活用し、シュートをトウキックですることがあります。なので、多くのフットサルシューズではつま先(の少し下)部分が補強されています。

ただし、子ども用に限るかもしれませんが、アディダスのフットサルシューズではつま先の補強がないことに気付きました。

下にアシックス(オレンジ)、アディダス(黒)、アンブロ(白)※とミズノ(白)のトレシューを用意しました。※アンブロはフットサル用

左からアシックス(オレンジ)、アディダス(黒)、アンブロ(白)
ミズノ

私が調べた傾向は以下の通りです。

・アシックス:トレシューもつま先部分の補強あり=トウキックしても痛くない
・アディダス:トレシュー/フットサルともにつま先部分の補強がない=トウキックだと痛い
・アンブロ:フットサルはつま先部分の補強あり(トレシューもありそう)=痛くない
・ミズノ:トレシューの補強はアシックスほどではない=当たりどころによっては痛くないがトウキックしやすくはない

以前、サッカーシューズ選びのアドバイスを行いましたが、その時には上記の観点はありませんでした。

シューズ選びですので、サイズやフィット感など、他の要素も重要になりますが、シューズを選ぶ際にトウキックのしやすさ/しにくさと言うのは一つの観点とするのも有りだと思います。

特にトウキックになってしまいがちなお子さんに、トウキックのしやすいアシックスの様な靴を選んでしまうと、インステップの向上には取組みにくいと言えます。

逆に、フットサルだけでなく、サッカーでも有効な技術ですので、インステップをコンスタントに蹴れるお子さんであれば、アシックスは良さそうです。

※あくまでもトレシューしか調べておらず、スパイクではまた違うかも知れません(ただ、芝や濡れた土以外で、スパイクの必要性はあまり感じません)

サッカーの技術とシューズなどのギアの関係、改めて考えると非常に面白く奥が深いと実感しました!皆さんもスポーツ店などでぜひ、チェックしてみてください!!

P.S.
最近息子がフットサルスクールで「トウキック」を習ってきました。
彼曰く、「つま先を丸めて当てるんだよ」とのこと。
新たな発見を得るとともに、奥深さに気付きました~

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