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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.51】上手さ、賢さ、速さ、強さ

こんにちは!

寝起きにふと考え事をしていた際に、サッカー選手(他の球技も同じかも知れませんが)として重要な要素の分類が頭に浮かびました。それは、
・上手さ
・賢さ
・速さ
・強さ
です。

あくまでもこれは大分類ですので、その中身をブレークダウンすることができそうですが、大まかにつかむにはこの4分類で見ていくのが分かり易いですし、そのレベルをを上げていくのが望ましいと感じます。

■上手さ
まず上手さをもう少しかみ砕きたいと思います。ここではGKではなく、FPを対象に考えていきます。同じ競技ですが、GKとFPでは全く求められる役割が違うので。

上手い選手と言っても、それぞれ印象は違うと思います。キックが上手い選手もいれば、ドリブルが上手い選手もいます。個人的には止めるのが上手い選手が私は好きです。
・止める
・蹴る
・運ぶ

という要素に加えて、「空中のボールを処理する」というのも加えたいと思います。

・空中のボールを処理する上手さ

あるJリーグクラブのGMの方とお話をした際に、ユースの有望な選手をなぜトップ昇格させなかったかを伺ったことがあります。私が1試合を見た限りでは、止める・蹴るの能力が高いだけではなく、リーダーシップも兼ね備えた凄い良い選手に見えました。

なぜ、トップ昇格しないのか疑問に思い、伺ったところ、空中のボールの対処が十分でないと話をされていました。

確かに地面のボールの処理と空中のボールの処理は少し要素が変わってきます。よりバランスが取りづらい上に、空間の認知能力が必要とされます。

上手さを考える際に、平面の要素だけでなく、立体という観点も必要だと認識しました。

■賢さ
マリーシアを初めて「ずる賢い」と訳した方が、後悔したと本で読んだことがあります。もう少しニュアンスを伝えれば「駆け引きの上手さ」のようですが、「ずる賢さ」が一人歩きしてしまったそうです。

賢さ、よくサッカーIQという単語を聞きます。サッカーIQが高い、サッカーをよく知っている選手に使われる言葉です。次の手を読んだり、先に起こることを予測して動けたり、味方にとって気の利く、相手にとって嫌なところに顔を出せるなどを指します。

こうした
・サッカーIQの高さ
・駆け引きの上手さ
・リーダーシップの高さ
・謙虚さ
が賢さの要素に挙げられると感じています。謙虚さは自分の意見を持ちながらも、しっかりと耳を傾け、アドバイスを消化しようとする点です。

■速さ
速いという単語では、基本的にはスプリントの力を想像するケースが多いと思います。一方で実はもう1つ速さがあるとしたら、判断の速さが挙げられそうです。

速く走るのを何本も繰り返しできる(前田大然選手の様に)こと、これを強さと呼ぶべきか、速さと呼ぶべきかは悩ましいところですが、あえて、速さの要素に入れたいと思います。

・スプリントの速さと回数を多くこなすこと
・判断の速さ(正確さも大事ですが)
・トランジション(攻撃⇔守備)の速さ

■強さ
フィジカルの強さは強さの象徴ではありますが、それだけではないと捉えています。それは守備の強度。日本的に言うと、球際の強さ。

クリーンにボールを奪いきることも強さの象徴であると考えています。
・フィジカルの強さ(特に体幹や腕)
・怪我をしない体
・球際の強さ
・負けん気の強さ

こうした上手さ×賢さ×速さ×強さの掛け合わせが重要であると考えています。ただ、上手さがサッカーでは最重要であり、これがベースにないと他が生きてきません(プレーヤーとして)。

ちなみに、オランダの名門アヤックスではT(テクニック)、I(インテリジェンス)、P(パーソナリティ)、S(スピード)という指標を用いているみたいです。パーソナリティを私は賢さに内包しました。

4種では特に上手さ(凄いドリブルとかも大事ですが、最も重要視するのは圧倒的な基礎の高さ※ここは個人的な見解です)を伸ばすのが必要だと感じながら、活動を続けたいと思います。

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