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旅のこと
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2018年3月の記事一覧

せかいの誰かが、わたしを想ってくれるということ

せかいの誰かが、わたしを想ってくれるということ

はじめては、19歳のときだった。

飛行機にのるのも、大きな海をこえるのも、ひとりで大陸を「移動する」ということも初めてだった。

今でも忘れない。成田空港で母に見送られ、搭乗ゲートに向かった、あの気持ちを。これからはじまる異国での数ヶ月の暮らしに、こころは高なり。
少しの心細さと、とどまることのない期待で、胸は、いっぱいだった。

「はじめて」は、楽しい。

「はじめて」は、ワクワクする。

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ホイアンの街で思うこと。やっぱりわたし。

ホイアンの街で思うこと。やっぱりわたし。

たしかに現実なのだけど。写真で見たこの景色は、ほんとうに存在したんだなあと、まるでひとごとのように眺めていた。

何が有名で、何が美味しいのか、物価や、過ごしやすい宿などの情報だけは、世界一周をしている方のブログから知っていたけれど、写真にうつるその風景を、どうしても自分の目で確かめたくて、気がつけばチケット購入ボタンを押していた。

ーベトナムはバイクの量が多くってうるさいらしい。
うんうん、噂

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眠るためには、1冊の本と温かいお茶が必要だ

眠るためには、1冊の本と温かいお茶が必要だ

東京には、泊まれる本屋さんがあるらしい。

そう聞いて、本がだいすきなわたしは、すぐにbooking.comとagodaとExpediaを開き、どこかに空室がないか確認し、最後の1室を無事agodaから予約することができた。

麻布十番駅から徒歩5分くらい。大通りから一本奥に入ったとところにある、book tea bedさん。

ブックティーベッド、ではなくて「ブッティーベッド」と呼ぶらしい、と知

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