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未来を拓く人事戦略:人的資本経営によるビジネス成長

資本とはなにか

ビジネス(事業)を始めるには資本が必要です。
この資本は、投資家から集めたお金や自己資金といった形で拠出され、これを元手に様々な経営資源を調達します。
工場、生産機械、原材料などが経営資源の一例であり、人材もまた従来の考え方ではこれに含まれます。

事業家は、資本を使って商品やサービスを開発・生産し、顧客に販売することで利益を得ます。そして、得られた利益は再投資に回され、ビジネスをさらに拡大していく・・・というのが一般的な流れです。

ビジネスの流れ

人材は消耗品か?

経営資源は利益を生む一方、ビジネスを行う過程で消耗されていきます。
工場や機械は劣化や陳腐化により使えなくなり、原材料は製品を生産する過程で使い果たされます。資本はビジネスが成功すれば増え続けます。
では、人材はどうでしょうか?

人的資本の考え方は、人材はビジネスを通じて消耗するのではなく、逆に増えると言うものです。
なぜなら、商品やサービスを生産し、販売して利益を得るというプロセスの中で、人材のスキルや経験値は高まり、その価値が増すからです。
従って、人材は単なる経営資源ではなく、ビジネスの元手であり増えていく資本として捉えることが可能となります。

人材は消耗しない!

人的資本経営と企業業績の関連性

リンク・アンド・モチベーションの調査では、従業員満足度と企業業績の間に強い相関関係があることが示されています。
データによれば、従業員満足度が高い企業は業績も上がりやすい傾向にあります。これは、人的資本への投資が有効であることを示しています。

つまり、ビジネスの成長には人的資本経営への転換が不可欠です。
人的資本経営は、人材を単なる経営資源と捉えるのではなく、ビジネスの元手であり増えていく資本として捉えることで、事業成長をドライブさせようというこれからの時代に欠かせない考え方です。

消耗する資源から増やしていく資本へ

まとめ

資本とは、ビジネスを始める際の元手であり、経営資源を調達する手段です。通常、資本はビジネスの成長とともに増大し、一方で経営資源は消耗していきます。しかし、人材に関しては、その価値はビジネスを通じて増すという新しい視点が生まれました。

人材を単なる経営資源ではなく、ビジネスの元手として見る人的資本経営の考え方は、従業員満足度と企業業績の間に相関があるというデータにより裏付けられています。

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