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市場データの調べ方

「【入門編】市場分析のやり方:まず押さえたい基本3項目」という記事で、市場分析で最初に抑えたい基本項目についてお話ししました。
では、市場や情報は具体的にどうやって調べればよいのでしょうか?

検索エンジンでキーワード検索(〇〇+市場規模とか)するのもよいですが、断片的な情報を拾ってしまいかえって混乱することもあるので、ここではもう少し実践的な内容をお話します。

最初に見るとよいもの

最初に調べるとよいのは、「調査会社が出しているレポート」、「業界団体が出している統計数値」、「政府統計」の3つです。

調査会社のレポートは、富士経済グループが出しているものが最もよく使われています。
ウェブサイトからレポートを検索したり、サンプルを閲覧したりできますので、チェックしてみてください。ここになければ、矢野経済はもう少しマニアックな業界もカバーしています。一部の数字は無料で出ていますが、詳細は有料です。

業界団体の統計は、ホームページや発行媒体(冊子)で公開されています。一部は有料のケースもありますが、無料のものが多いです。
政府統計は、経済産業省統計局などの各省庁のウェブサイトから無料で利用できます。

それでも見つからないときは・・・

それでも見つからない場合は、「新聞」、「雑誌」、「業界紙」、「上場企業のIR情報」、「アナリストレポート」、「業種別審査事典」、「日本商工リサーチ」、「帝国データバンク」など、情報がありそうなところを順次調べていきます。

特に、「日経テレコン」を使えば、日経新聞だけでなく業界紙や会社情報も含めた記事・レポートを横断的に検索できます。ただ、最近はメディアも積極的にインターネットに記事を出すようになっているので、検索エンジンの「ニュース検索」機能を使えば近い結果が得られると思います。

また、国会図書館の「リサーチナビ」では様々な業界の調査資料が案内されているので、目を通すとよいでしょう。東京本館の「科学技術・経済情報室」にもあらゆる統計資料・レポートが揃っているので、足を運ぶと何か収穫があると思います。

図書館は無料で使えるのも嬉しいポイントです。しかも、高額な有料レポートが無料で閲覧できたり、実費でコピーできたりします。
東京都立図書館JETROライブラリー自動車図書館なども役立つと思います。

情報ソース一覧

最後に、本文で紹介しきれなかったものも含めて、一覧でまとめます。

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