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選んでいただく価値

皆さま、明けましておめでとうございます。新年いかがお過ごしでしょうか?

さて。年末から色々と考えていた「選んでいただく価値」について。
なんとなく今なら言語化出来そうなので、元日の夜に半身浴しながら打ち込みスタートします。

個人事業主として働き、コムサが出来てから2年半が過ぎました。

日々たくさんのことに追われて、あまり振り返ることなく次々進んでいく仕事。

「出来ること・出来ないこと」
「出来たこと・出来なかったこと」

これらが毎回明確になり、自分のキャパや能力について考えさせられることばかりです。

諸事情により、利き手が思うように動かない中でのクリスマス特別Box販売。正直販売するかどうか迷っていましたが、結果的にたくさんの方にオーダーいただき感謝しかありません。

いつも発送が終わってしまえば、我が子を長旅に行かせたような気分で「大変だったな〜、無事に届くかな」という思い。そして安堵感から一気に押し寄せる疲労の波(笑)

それでも「無事に届きました・皆んなで楽しんで食べました・とっても美味しくてレストランのようなクリスマスでした・コスパ良すぎて感謝!」などなど、温まるDMを丁寧に送ってくださる皆さまの愛に、疲れはどこかへ飛んで行くのです。

メンションくださった投稿を見ていて、ふと「大切なクリスマスにコムサのを選んでもらえるというのは、改めてすごい事なのではないか??」という考えが浮かびました。

まだお子さんが小さなご家庭で、僕の作ったビーフシチューやパスタソースを食べている。

お子さんは覚えてないかもしれないし、親御さん自身もお子さんの成長と共に忘れてしまうかも。そして僕自身も過去の仕事の一つとして記憶のどこかに仕舞い込まれるのかもしれません。

それでも、もし将来アルバムを見返したとき。「この年のクリスマスはコムサのクリスマスBoxを皆んなで食べてるね!」なんて、思い出してもらえたりして。

皆さまの記憶の中に、自分の提供しているサービス(ここは料理ではなく広義的にサービスと表します)が存在しているということ。

これが今日のタイトル「選んでいただく価値」なのです。

サービス業は流れる仕事だし、循環している商売のためオーダーをこなしていく作業になりがち。

僕の周りには自分でお店をしている人が多いですが、お花や飲食・クリエイター全てに共通するのは

「サービスの相手は人間である」ということ。

誰かの大切な時、人生の帰路、日常にも寄り添う、そんなタイミングで山ほどある商品の中から自分のサービスを選んでくださること。奇跡としか言い表せないくらい、本当に幸運でありがたいことです。

数をこなしても、決して慣れてはいけない。自分のサービスの向こう側には人間が居ること。

友達には冗談で「今年は遠隔シェフだよ」なんて言いましたが、思い思いの方法で皆さんが楽しんで食べてくれて本当に嬉しかったです。

毎回、感動を与えられるようなサービスを提供する。これが僕の2023年の目標かな。

今年も楽しいこと、色々と計画しています。皆さまどうぞ本年もよろしくお願い致します。

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