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『11』『46』

2024年1月1日16時6分
僕は長男と近所の公園にいた。
キャッチボールの休憩中だった。
スマホでLINEニュース速報を見た彼が
『石川で震度5強やってさー』
『正月に嫌やなあ…』
そんな会話の後、キャッチボール再開。

16時10分
公園にいた人たちが一様にしゃがみ込む。
我が子を抱きしめる母親や電話をし始める人達。
キャッチボールに夢中で気付かない僕と長男。
「揺れてる!揺れてる!」叫ぶ母娘。
それを聞いて、やっと僕らは動きを止めた。
木が…揺れてる…
風はなかった。

『帰ろう』
『うん、大阪は震度3だったらしい』
『もっとちゃうの?すごかったぞ』

家に帰ったら大津波警報と緊急地震速報。
NHKアナウンサーが避難を求めていた。
それも今まで聞いた事のないほどの強い言葉で。 

少し吐き気がした。
息が詰まるようだった。

大阪で117と311を経験した僕ですらこうだ。
神戸や東北の人、そして今の北陸の人を案ずると、とても正月を祝うような気になれない。

そして思った。
また『11』だ…って。

僕はエンジェルナンバーを解説できない。
僕はスピリチュアルカウンセラーじゃない。
預言者でもないし、数秘術もわからない。
だけど、規則性を物事の中に見出す事が得意とされる『パターンシーカー』の資質は備わっていると自認してる。
数字や名前からメッセージを感じる事もある。

117は5時46分
311は2時46分
11は4時6分前震→4時10分本震

『11』は変化の始まり
『46』は物質的

ああ、また時代が先に進むのか。
僕らはついていけるんだろうか。
そう思った。

だけど…
こんなのは数字の『こじつけ遊び』に過ぎない。
現場はそれどころじゃないはずなんだ。

今の僕には祈ることしかできない。

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