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[travel note #37]ついにアンコールワット

シェムリアップのタケオゲストハウスには日本人がたくさん泊まっていたので、色々と情報を聞くことができた。

アンコールワットを訪れる場合、事前にパーミッションを取らないといけないことや、タケオゲストハウスからリキシャがチャーターできること、またアンコールワットだけでなく、周辺の遺跡も同じ日に巡るツアーを組めること、など色々と旅人から教えてもらった。

僕はタケオに停まっていたリキシャのおじさんと交渉して、アンコールワットとその他周辺の遺跡を見て回る貸切を頼んだ。

シェムリアップの気温は暑く、太陽がギンギンに照っているわけではなかったけど、リキシャに乗っていても汗をかいた。

リキシャをチャーターしておけば、パーミッションの場所まで連れて行ってくれるので、楽だった。

そして、パーミッションをとり終えると、そこから両端を森林に囲まれた一本道をひたすらまっすぐに進み、その森を抜けるとついにアンコールワットが遠くの方に見てとれた。

四角の堀に囲まれた小さなアンコールワット。

その姿を見て僕は感動をした。

リキシャが徐々に近づくにつれ、小さかったアンコールワットとその周りのお堀は非常にでかいものなんだということに気がついた。

アンコールワットの目の前に到着して、リキシャを降りると、おじさんは1時間くらいしたらここに戻ってきて、と言った。そんな簡単な口約束で大丈夫かとも思えたが、僕たちには連絡を取り合う手段もなかったので、お互いを信じる以外に方法はなかった。

僕は一人、階段を登り、アンコールワットを目指して歩いた。

あいにく、その時はアンコールワットの遺跡の一部を補修工事中だったため、緑色の布が被されていて、全体像をありのまま見ることはできなかったけど、それでも、アンコールワットの佇まいは本当に凛としていてかっこよかったのを覚えている。

中に入ってみて、この遺跡の巨大さをさらに感じることになった。

外の気温は暑かったけど、遺跡の中はひんやりとしていて気持ちよかった。

それと、街から離れているためか、ここには街の喧騒や車が行き交う音など、そういった雑音が一切遮断され、静寂な空間が出来上がっていて、とても落ち着く場所だった。

僕はゆっくりと、隈なく遺跡中をみて歩いて回った。

今、僕はアンコールワットの中を歩いているのだ。そう考えるだけでなんだかとても感慨深い気持ちになった。

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