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発声障害改善したよ10【vol.82】

 前回に続いてまた考察を書いていきます。

 声を出す姿勢は、背中、首、頭が真っ直ぐの姿勢と書きました。僕は背中が少し下がり、内側に圧がかかっている状態です。それが肩が耳の下に来ることにより、背中の筋肉が上がり、後は肩を横に広げていく運動をすれば、良い状態になってくれます。

 ちなみにそこまで良い姿勢にする必要はないんですが、僕の場合は、右肩の場所が悪くなり、右だけ奥歯での割り箸発声の場所ができていなかった可能性もあります。

 口を四角い感じで開けると、上の奥歯での発声がしっかりとでき、あごの骨の所で音が止まるイメージで話せます。

 「あ~~~」なら、頬骨ぐらいから音が鳴り始め、あごの骨で止まります。

 つまり、首はほとんど動きません。そしてあごも数ミリ動く程度で、感覚としては、あごを引くような感じで声が作れます。

 練習としては奥歯より、できる限り後ろで声を作ってみて下さい。後ろの方が本当に体が真っ直ぐで声が作れる感じになりますし、口の器官は奥の方が響くからです。音を止めるのもそのまま後ろ側で止めるイメージを持てば、体を前後させることなく音が作れます。僕は上の奥歯の下で声を作り、下の歯の内側で止める感じで声が出ます。

 なので、出来る限り後ろで声を作ってみて下さい。僕は声を作る上で、これ以上の姿勢はないと思います。喉が過緊張したり、ねじれてしまう上で、姿勢が良くなれば、背中や肩で引っ張ることがないからです。最終的にはどんな声を出す練習も、ここに行き着くはずです。

 ちなみに呼吸は鼻呼吸でできると思います。自分が崩れない自信があるなら、口呼吸でも良いでしょう。

 そして舌なんですが、口が開いた時点でスポットから外れていると思います。空中に置くぐらい力入っていないですが、あくびみたいに下に下がっているのが、今考える正解です。

 口が開く。スポットから外れる。舌がたぶん下に用意される。「ふ~ふ~」じゃない感じで、奥歯での発声で声が出る。歌の時と一緒で舌は空中にいる感じで声を作るという感覚で良いと思います。とりあえず、無意識か、力が入ってないはずです。

 舌の場所だけちょっと自信ないです。結局慣れたら、スポットからでもこの発声はできるようになるはずです。3つ全部試して、話しやすいのを探してみて下さい。

 まずこれが声の出し方です。肩や背中が真っ直ぐで声を出せるようになって下さい。

 次に話し方に行きますが、これは姿勢がちょっと変わるだけです。声の出なくなった理由は気にしても仕方ないのですが、姿勢を正すのは誰もが必要なので、後は大したことではないです。

 その前に前回声を出すには肩の筋肉を使うと書いたのですが、この表現は間違ってました。正しくは喉以外にも、色々な筋肉を使うことです。肩もお腹も背中も全部使います。手に拳を握ったら声が出やすかったので、肩だけという表現は正しくないです。

 ただ僕が今までに使ってなかった筋肉というのは間違いないので、全身の色んな筋肉を使ってみて下さい。筋肉は負担なく柔らかく沢山使った方が良いのは間違いないです。実際に押された時に跳ね返す筋肉を使ったら、良いやすかったはずです。

 『話し方』は僕が難しいと勘違いしていただけで、ただ斜め上に向かって、声を出す事です。腹筋の時の起き上がった後の体育座りから、天井の隅に向かって声を出すだけです。実際に腹筋の最中と声の出方を比べてみて下さい。

 首や喉は縮ませる行動が多くありませんでしたか。伸ばしつつ、声も上に上げることで、喉の筋肉は普段使ってない動きをするはずです。

 そしてもう一つ硬かったのが、下あごの筋肉です。首側、そしてあご骨の内側の筋肉が話せてなかったら、思っている以上に硬いはずです。たぶん無意識に上に向かって話せば、あまり呼気を押し出すことなく、大きな声が出るはずです。そしてあごの普段使っていない筋肉が動くはずです。

 僕の想像では話せない人で、下あごの筋肉を使って話している人は少ないと思います。なぜなら姿勢の所でまず過緊張になっている可能性もあるからです。下あごの筋肉を使って、初めて上あごでスポットに舌を置く、唇側の口から声を出すという事が簡単になるのかもしれません。

 だから話し方としては、下あごの筋肉を元の状態に戻し、ここを使って話す感覚を戻せれば、しゃがれた声は減るのかもしれません。実際に45度上に向かって話すのは、僕の場合はそこまで難しくないですし、普段こんなに出せない声も普通に出ます。たぶん下あごの筋肉も使っているからです。

 喉だけで声が出るというのは正しいのですが、声の不調を治していく上では、他の筋肉も一緒に使う事が大事です。そして過緊張が変われば、声の出方も必ず変わるはずです。

 僕の場合は右下のあごで声を止めなければいけない所を、右肩を前に出して、筋肉を動かしてしまっていたことが原因として考えられます。そうなると、首が動くほどあごを引いてしゃべる必要はたぶんなかったです。

 ただ原因がわかっても、できる限り色々な事を試して欲しいと思います。筋肉が硬くなっても、今なら姿勢を正し、上側に声を出す事で大体は良い状態が保つことができるはずだからです。ちなみに体真っ直ぐでは実際では話しづらいと思うので、他の筋肉も使っていって下さい。

 僕も状態としては治ってそうなのに、後一歩の所で使えてなかった筋肉があったみたいです。話すのには喉以外の筋肉も大事だと伝えられて良かったです。

 理論的には舌はスポットから外した方が話しやすそうですが、それだと姿勢が崩れることに繋がりそうです。なので普段は基本通りを心がけて下さい。時間はかかっても、状態は良くなるはずです。きっと今回は良い記事が書けました。

 良くなるように祈っております。頑張って下さい。
 
 本日も読んで頂きましてありがとうございました。

 

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