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牧野富太郎

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記事一覧

「ボタン」『植物知識』牧野富太郎(青空文庫)より

ボタン ボタン、すなわち牡丹は中国の原産であるが、今は日本はもとより西洋諸国でも栽培して…

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「ドクダミ」 『植物知識』牧野富太郎 青空文庫より

ドクダミ ドクダミと呼ぶ宿根草があって、たいていどこでも見られる。 人家のまわりの地にも…

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キツネノカミソリ 『植物一日一題』 牧野富太郎 「青空文庫」より

狐ノ剃刀 キツネノカミソリ、それは面白い名である。狐も時には鬚でもい剃っておめかしをする…

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ササユリ 牧野富太郎 植物一日一題より

百合とユリ  元来百合とは中国の名であるから、これを昔からのように日本のユリに適用するこ…

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 牧野富太郎の幼名は「誠太郎」

ある時番頭が、その頃極めて珍しかった時計を買ってきたことがあった。私は時計が不思議でその中を見たくてたまらず、時計を解剖してよく納得いくまで中を調べて見た。誠太さんには困ると皆がいった。誠太郎は私の幼名である。

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表紙が何とも可愛い「ジョウロホトトギス」
勿論、牧野富太郎博士の絵何ですね♫

『なぜ花は匂うのか』牧野富太郎
平凡社STANDARD BOOKS

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「ハナショウブ」牧野富太郎『植物知識』

「ハナショウブ」牧野富太郎『植物知識』(青空文庫)より ハナショウブは世界の Iris 属中の王様で、これがわが邦の特産植物ときているから、大いに鼻を高くしてよい。 アメリカでは、花ショウブ会ができているほどなのであるが、その本国のわが邦では、たいした会もないのはまことに恥かしい次第であるから、大いに奮起して、世界に負けないようなハナショウブ学会を設立すべきである、と私は提唱するに躊躇しない。  Iris 属中の各種中で、ハナショウブほど一種中(ワンスピーシーズ中)に園