廣野 友一

1965年生まれ。 大阪に住んでいます。 生家は大阪の古本屋。 音楽やったり、鰹節作っ…

廣野 友一

1965年生まれ。 大阪に住んでいます。 生家は大阪の古本屋。 音楽やったり、鰹節作ってみたり、山に登ったり、空手もやったり教えたり さまざまな仕事をと遊び、と好奇心にまみれて過ごしてきましたが、今は比較的大人しくしています。

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やっぱりカレー

、先日、職場の顔見知りの女性とふとした世間話からカレーの話しになった、その女性はある時期毎日のように「バターチキンカレー」を食べるという話しを前にしていたのだ、「まだ、バターチキンカレーを食べてる?」とたずねたところ最近はどうやら「キーマカレー」にハマっているらしい、ちょいと、もしかしてコヤツ本当の「カレー通」かと思い話しを聴いていると「隠し味」の話しに成り「インスタントコーヒーやチョコレート」の話だ、そんな「隠し味」の話しはいくら得意げに話されても、年老いた私は「1984回

    • 鎖骨

      寺田寅彦の随筆家「鎖骨」を読み色々思い出している。 当然、寺田寅彦のように物理学的考察にはならない、子供の頃の僕はとんでもない嘘つきだった訳ではないが、何かと母上には信用されていなかった記憶が残る。 あれは小学二年生の頃だったか、朝から腹痛で動けなくなり、「病院に行きたい」と言うと仮病など使った事などないのに母上は「仮病を使っても無駄やで、ミヤリサン飲んで学校へ行き」と言われミヤリサンを飲んで学校へ行くことになった…が腹が痛む。 2日目やはり腹が痛むがミヤリサンを飲む…

      • 走る車掌

        昨日乗っていた大和路線の電車が急停止した。 車掌がお詫びのアナウンスをする「信号機が赤になったので急停止しました…」そらそうだ…赤信号なら停まっておくれ、車掌が信号機が赤になった原因を現在問い合わせ中だと言う、どうせ踏切の停止ボタンが押されたとか…言うのだろう…と思っていたら、「先行列車の運転手が線路内に立ち入る人を発見」と言うではないか「現在線路内に立ちいった人物を確保するために運転手が線路へ降りて向かっています」車掌がアナウンスする、此れはそれなりの時間がかかりそうだ、

        • 絶望名人カフカの人生論

          将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。 将来にむかってつまずくこと、これはできます。 いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。 フェリーツェへの手紙

        やっぱりカレー

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          福神漬け

          福神漬けと言えばカレーの付け合わせだ、「福神漬けの無いカレーだなんて…」と言っても良いくらい福神漬けとカレーはペアになっている… と言うのが世間のステレオタイプな想い…でもなさそうだ。 自宅でカレーを食す時に「福神漬け」は欠かせないと言う意見も、何処か作られている様な気もする。 大阪の家には「たこ焼き器が必ずある」 大阪では「たこ焼きパーティー」が頻繁に行われている。 大阪人は「お好み焼きとご飯」を一緒に食べる。 に近いものがあるかも知れない。 僕の好物の「インディアン

          シロツメクサ(クローバー)

          牧野富太郎博士のシロツメクサの文章を探したが見つからなかった💦 クローバーが日本に渡来したのは江戸時代末期。荷物の緩衝剤として箱に入れられたものが、日本に根付いて繁殖した。  クローバーの和名「シロツメクサ」は漢字では「白詰草」と書く。

          シロツメクサ(クローバー)

          「ボタン」『植物知識』牧野富太郎(青空文庫)より

          ボタン ボタン、すなわち牡丹は中国の原産であるが、今は日本はもとより西洋諸国でも栽培している。  だれでも知っているように、きわめて巨大な美花を開くので有名である。今その栽培してあるものを見ると、その花容、花色すこぶる多様で、紅色、紫色、白色、黄色などのものがあり、また一重咲、八重咲もあって、その満開を望むと吾人はいつも、その花の偉容、その花の華麗驚嘆を禁じ得ない。  牡丹に対し中国人は丹色の花、すなわち赤色のものを上乗としており、すなわち牡丹に丹の字を用いているのは、

          「ボタン」『植物知識』牧野富太郎(青空文庫)より

          「ドクダミ」 『植物知識』牧野富太郎 青空文庫より

          ドクダミ ドクダミと呼ぶ宿根草があって、たいていどこでも見られる。 人家のまわりの地にも多く生じており、摘むといやな一種の臭気を感ずるので、よく人が知っている。 また民間ではこれを薬用に用いるので有名でもある。ドクダミとは毒痛の意だともいわれ、またあるいは毒を矯ため除くの意だともいわれ、身体の毒を追い出すに使われている。 また頭髪を洗うにも使われ、またあるいは風呂に入れて入浴する人もある。 すなわち毒を除くというのが主である。佐渡ではドクマクリというそうだが、これは毒を追い

          「ドクダミ」 『植物知識』牧野富太郎 青空文庫より

          キツネノカミソリ 『植物一日一題』 牧野富太郎 「青空文庫」より

          狐ノ剃刀 キツネノカミソリ、それは面白い名である。狐も時には鬚でもい剃っておめかしをするとみえる。それからこのコンコンサマが口から火を吹き出すこともあれば、また美女に化けて人を誑かすという段取りになるのだが舞台が違うからここでは省略だ。  このキツネノカミソリはヒガンバナ科(マンジュシャゲ科、石蒜科)のいわゆる球根草で、日本国中諸所の林下に生じ、秋八月から九月にかけて柑赤色の花が二、三輪独茎の頂に咲く。誰もこれを庭に植える人はないが、しかしそう見限ったもんでもない。学名を

          キツネノカミソリ 『植物一日一題』 牧野富太郎 「青空文庫」より

          「ハナショウブ」牧野富太郎『植物知識』

          「ハナショウブ」牧野富太郎『植物知識』(青空文庫)より ハナショウブは世界の Iris 属中の王様で、これがわが邦の特産植物ときているから、大いに鼻を高くしてよい。 アメリカでは、花ショウブ会ができているほどなのであるが、その本国のわが邦では、たいした会もないのはまことに恥かしい次第であるから、大いに奮起して、世界に負けないようなハナショウブ学会を設立すべきである、と私は提唱するに躊躇しない。  Iris 属中の各種中で、ハナショウブほど一種中(ワンスピーシーズ中)に園

          「ハナショウブ」牧野富太郎『植物知識』

          表紙が何とも可愛い「ジョウロホトトギス」 勿論、牧野富太郎博士の絵何ですね♫ 『なぜ花は匂うのか』牧野富太郎 平凡社STANDARD BOOKS

          表紙が何とも可愛い「ジョウロホトトギス」 勿論、牧野富太郎博士の絵何ですね♫ 『なぜ花は匂うのか』牧野富太郎 平凡社STANDARD BOOKS

           牧野富太郎の幼名は「誠太郎」 ある時番頭が、その頃極めて珍しかった時計を買ってきたことがあった。私は時計が不思議でその中を見たくてたまらず、時計を解剖してよく納得いくまで中を調べて見た。誠太さんには困ると皆がいった。誠太郎は私の幼名である。

           牧野富太郎の幼名は「誠太郎」 ある時番頭が、その頃極めて珍しかった時計を買ってきたことがあった。私は時計が不思議でその中を見たくてたまらず、時計を解剖してよく納得いくまで中を調べて見た。誠太さんには困ると皆がいった。誠太郎は私の幼名である。

          ササユリ 牧野富太郎 植物一日一題より

          百合とユリ  元来百合とは中国の名であるから、これを昔からのように日本のユリに適用することは出来ないはずである。 そしてそれを昔の深江輔仁の『本草和名』にあるように百合を和名由里(ユリ)、また源順の『倭名類聚鈔』にあるように同じく百合を和名由里(ユリ)としているのは共に間違っているといっても誰も異存はないはずだ。  百合と称するものはユリ属すなわち Lilium 属ママ一種スペシーズの特名であって汎称ではない。 この種は中国の山野に生じていて茎は直立し、葉は他に比べてひ

          ササユリ 牧野富太郎 植物一日一題より

          『THIS IS WATER 』「これは水です」

          ありききたりだが、四月も終わりに近づいて来た。 今月オープンした近所のスーパーのレジは長蛇の列、並ぶ人の表情は「良いものが安く買えて、溢れんばかりの笑み」では無く、不満気で疲れた顔で並んでいた。 そんな事を考えながら、レジに並んでいると、おばちゃんに堂々と横入りされた。 駅のエスカレーターでも今日もおばちゃんに割り込まれた。 横入りしたおばちゃんは僕の心を見透かす様に怪訝な表情を浮かべる。 「怪訝な表情をしたいのはこっちやわ〜」と心の中で呟く。 「大阪にカジノ何かいらんわ

          『THIS IS WATER 』「これは水です」

          人は天気次第で不機嫌になる。三寒四温…啓蟄

          今日も暖かい一日になりそうです、確か大阪の予想最高気温は24°、最低気温は11°ですか… 明日の予想最高気温が24°で最低気温が11° 日中の気温差が激しいし、週によっての気温差も激しく、しんどい季節ですね。 僕はここ数日、こめかみ辺りの偏頭痛があります。 本人の自覚がある無しに関わらず、気分障害(双極性、うつ)がある人は特にしんどいです。また、膝関節などに古傷がある人は痛むかも知れません。 僕がまだコールセンターに在籍していた頃、春先になると変な電話が増えました。

          人は天気次第で不機嫌になる。三寒四温…啓蟄

          サービスとは闘いである(仮)

          “ピッツアサルシッチャピカンテ”をご存知でしょうか? 僕はまだお目にかかったことは無い食べ物だが、イタリアンレストランにあるらしい。 “サルシッチャピカンテ”とは赤唐辛子入りのソーセージのことだそうだ。 という事は“赤唐辛子入りソーセージのピザ”である。 イタリアンレストランだけではなく、最近はパンも洋菓子もおじさんには覚えれれない名前で溢れている。 京都大学経営管理大学院の山内裕准教授が研究している、サービス学ではこの手の名前は難しい名前にした方がいい理由を研究している。

          サービスとは闘いである(仮)