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サービスとは闘いである(仮)


“ピッツアサルシッチャピカンテ”をご存知でしょうか?
僕はまだお目にかかったことは無い食べ物だが、イタリアンレストランにあるらしい。
“サルシッチャピカンテ”とは赤唐辛子入りのソーセージのことだそうだ。
という事は“赤唐辛子入りソーセージのピザ”である。
イタリアンレストランだけではなく、最近はパンも洋菓子もおじさんには覚えれれない名前で溢れている。

京都大学経営管理大学院の山内裕准教授が研究している、サービス学ではこの手の名前は難しい名前にした方がいい理由を研究している。

最近、僕はSpotifyの『京大変人講座』にはまっている。
『京大変人講座』は越前屋俵太氏がディレクターと案内を務めるSpotifyの番組です。
#4〜6は山内裕准教授とサービス学について話を進める。

#4「サービスとは闘いである」〜サービスは分かりにくくなければならない

イタリアンレストランのメニューはわざと分かりにくくし、料亭の掛け軸の漢文も読めないものをわざとかける。これが、全てサービスの一環で非日常を提供する為に仕組まれたサービスだと山内先生は話す。

“ピッツアサルシッチャピカンテ”も“赤唐辛子入りソーセージのピザ”では日常を越えれないので“特別”にならないと言うわけだ。

如何に非日常を演出しサービスとして提供できるか!という事なんですね、
ものすごく納得できた。

#5鮨屋のオヤジはなぜおこっているか

寿司屋のおやじはなぜ怒っているのか!も、中々面白いです。
愛想のいい寿司職人が握ったすしと、寡黙な寿司職人が握ったすしとでは、どちらのすしがおいしそうか?

実はここに、寿司屋の親方と客との上下関係の絶妙なバランスがあるようだ


愛想のいい親方は自分の評価を気にしている=評価を気にする親方の評価が下がる。
親方は職人だから自分の為に握る=寡黙な親方の評価は上がる。

お客様の為には…   評価が下がる。
喜ばそうとすると…喜ばなくなる。

ヘーゲルの弁証法(主人と奴隷の弁証法)を例にあげて説明していて、これも納得だ。


#6おもてなしの本当の意味

おもてなしの本当の意味もホスピタリティの由来から説明していてこれも納得。

オススメです♪

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