【洋画】「ウエスト・サイド物語」

スピルバーグの映画も良かったが、Amazonプライムにて、オリジナル版を再度鑑賞。

1961年のアメリカ古典ミュージカル映画「ウエスト・サイド物語(West Side Story)」。

監督は、ロバート・ワイズとジェローム・ロビンズ。元ネタは、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」。

古いのは古いけど、さすが革命的な名作だ。ナイフで一突きしたくらいでは死なんと思うけど(笑)。

マンハッタンを舞台に、大人でも、子供でもない中間の不良どものシマ争いが起こす恋愛悲劇。移民の、ポーランド系のジェット団と、プエルトリコ系のシャーク団の争い。シャーク団リーダーの妹マリアと、ジェット団に友達が多いトニーは、ダンスパーティーで一目会ってから、お互い強烈に愛し合うことになる…。

この後、映画をはじめ、たくさんのフォローを生んだね。

…自由と民主主義、そして、暴力(銃)がアメリカなのだ。まずは先住民を排除、闘って自分の土地とすると、次にやって来た移民を差別する。やって来た移民は、新たに次にやって来た移民を差別する。移民でも、闘って勝ち取ると、立派なアメリカ人になれる。

あくまで自由と民主主義は闘って勝ち取るものであって、押し付けられるものでも、流されて得るものでもない。

アメリカに暴力(銃)を止めろというのは、アイデンティティを捨てろというに等しい。

アメリカは、嫌われても、憎まれても、世界の国が到達すべき輝ける星であるべきだと思ってるだろう。

映画を観て、そんなことを思った。

トニーのリチャード・ベイマーは在命だけど、すでに85歳、マリアのナタリー・ウッドは43歳で謎の死を遂げている。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。