【邦画】「ガキ帝国」

井筒和幸監督のデビュー作「ガキ帝国」(1981年)。Amazonプライムにて。

昔、何かの雑誌で「観るべき邦画100選」に入ってて、観た覚えがある。

昭和40年くらいの大阪の街を舞台にした、つっぱり少年(今のヤンキー)達の日常の話だ。多分、井筒監督の体験を元にしてるのだろう。バイオレンス青春映画だな。

若い頃の紳助・竜介をはじめ、在日の俳優も多数出演、北野誠、大杉漣、上岡龍太郎、木下ほうかなども出てる。

完成度が高いとはいえないが、内容は別にして、常にケンカとグループ同士の抗争に明け暮れる、若くてアブない動物的なパワーを感じる。

大阪弁でまくし立てる紳助・竜介のチンピラぶりは堂に入ってる。

セリフも、日本語と朝鮮語が混じってて、当時の大阪の、不良文化の被差別的な鬱憤といったものが根底にあるってことがよくわかるね。

ヤクザをバックにしたキタの北神同盟とミナミのホープ会の二大不良グループが抗争を繰り返している中、少年院帰りのリュウ(紳助)と仲間のケン(趙方豪)、チャボ(竜介)はグループに入らずにいたのだが、3人は、ある事件をキッカケにホープ会にケンカを売ることになる…。

極道や族の連中とはまた違った、しつこく土着で生きる稚拙なガキ連中の、ただ鬱憤晴らしだけの狭い世界。まさに井筒ワールド全開だ。

紳助のパンチパーマリーゼント?受け口の顔と同様、笑っちゃうね。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。