石人

歩いて40分くらいの、菊池川の近くの畑の一角にある木柑子二ツ塚(キコウジフタツヅカ)古墳。

一応、前方後円墳なんだけど、知らなきゃ必ず見逃すような、草ぼうぼうのこんもりした単なる墳丘である。

ここの前に奇妙な1メートルくらいの石の像がある。石人といって、古墳の守り神みたいなものだと思うけど、右腕はないが、左手は、銭湯でコーヒー牛乳を飲むみたいに腰に当ててるような感じだ。しかも、大雑把だけど、ご丁寧に指まで彫られているんだが、なんと6本なんだよねー。当時の石工がアホで間違ったのか、それとも実際に6本のフリークスがいたのか。昔は奇形は神の使いみたいな存在だったこともあるというから、俺は後者だったと思いたい。

よく見りゃ甲冑みたいなものを纏ってるような気もする。発掘当初はアタマも欠けてたが、地元民が、あらまあ、かわいそうねーと勝手にアタマを付けたらしい(余計なことをする)。そういや変顔でイビツな感じだね。

ちなみに同様の石人が4体と、土器や装飾品も出土してるそうな。こんなクソ田舎に、6世紀後半にも人が生きてて、ちゃんと文化があったんだねー。感動。この古墳の裏の山道に、ポコポコ穴があいてて、防空壕かと思ってたけど、聞けば古墳なんだってさ。スゲー。ここ一帯が霊園だったのか?

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。