ニコン F2 について

ニコンF2について書かせていただきます。

わたくしめが書かせていただくには畏れ多い最強のカメラだと思っています。

中古カメラ屋さんの店員みなさんが、F2は重いと思いそれと同時に全然壊れない丈夫なカメラだと思っているはずです。

自信を持って言えます。

丈夫です。

がっちんがっちんに作ってあります。

次に、

デザインが最高。

ニコンでは一桁機ではほかにF、F3、F4、F5、F6とあってぜーんぶかっこいいしその他のF二桁、三桁もどれも実際好きですが、

ニコンF2が一番だと思っています。

FからF2になることによって全体に丸みを帯びるようなデザインになっています。

見ていただければわかりますが、ボディ側面の角、軍艦(トップカバー、シャッターダイヤルとかが乗っているあたり?笑)の肩、

そして個人的に思う最高なデザインはアイレベルファインダーの革が貼ってある部分のところ。

ニコンFのアイレベルファインダーの角張だって最高です、アレぞニコンと言っちゃえるぐらい。

ただそれを差し置いてF2のアイレベルファインダーを見ているだけでご飯一口ぐらいはいけます。(大食いの方であれば4杯ぐらい?)

それぐらい良いです。

他細かいところを言うと、巻き上げレバーのプラスチックカバー、ボタン類の装飾、裏蓋開閉のメカなどでしょうか。
(上記一部はニコンFの後期型、ニューFと呼ばれる時代から続いてるものもあります。)

良いところは以上だと思います。

壊れなくて、かっこいい。

それだけで十分な購入理由になると思います。

ただ、

重い

アイレベルファインダーが付いたF2が少ない

フォトミックファインダーが気に入らない人がいる。

値段が少々張る。

重い。

と言った悪いところがあります。

はっきり悪いところと言えます。

はっきり言って今のか弱な令和世代は100%重い!って言います

涙が出ます。

ある程度カメラをしっかり持たれてる方であれば、「良い重さだね」であるとか「むしろ軽いぐらいじゃないですか?」なんておっしゃっていただける。

むしろ軽いとおっしゃる方はただの強がりだとは思いますが。

だって重いのですから。

実際重いです。なので片手で持ってぶらぶらするなんてのは無理ですが、しっかり幅の広いニコン純正のストラップをつければ首から下げててもなんて事はないです。

と言いたいところですが撮影の用を済ませた後は首が凝って仕方がありませんん。

そこまでしてでも、かっこいいカメラで安心して撮りたいのです。




次に、アイレベルファインダーのついたF2が少ない。と申しておりますが、

ニコンF2はファインダーが取り替えられるんですよ

いろんな種類のファインダーが用意されていました。

知ってましたか?

知っておいてください

そしてニコンF2はファインダーの中に露出計が内蔵されたタイプのファインダー、

「フォトミックファインダー」

というものがありました。

非常に便利です。

だって単体露出でいちいち景色の明るさを測ってカメラに反映させる必要がないのですから。

ただ令和になって

ルックス思考なカメラオタクが増えました。

そしてそんな昭和にできたメーターなんて誤差が出ても仕方がないと言ったレベル。(全てのF2フォトミックファインダーの精度が悪いわけではありません。信頼できる精度を出すものも多いです)

そんなわけでかっこよくて、精度がどうだとか心配しなくて良いアイレベルファインダー。

とにかくかっこいいアイレベルファインダー。

これがとってもみんな大好き。

だってかっこいいもんね。

フォトミックファインダーと比べてコンパクトにも収まりますし、今の需要にピッタリなわけです。


散々フォトミックファインダーの評価を落としてきましたが、

さらに落とします。

これまたファインダーが重い。

昭和のおっさんはよくもまあこんなのを好んで買ったなと思うほど。

次、

ダッサイ。

普通のF2フォトミックファインダーDP-1とか

黒しかないからF2のシルバーボディに付けるとパンダになっちゃう。

しかも革の貼り方もここまでかってほど変。

ボコッと大きいのでこれまた邪魔ですし。

F2大好きおじさんたち。

悲しませたらごめんなさい。

でも、私はそんなフォトミックファインダーが大好きなんです

パンダF2なんて愛らしくて仕方がないですし、ファインダーの革張りだってあの時代にしかできない丁寧な仕事で貼ってあります。

フォトミックS型になっての低照度まで測光ができる無駄なギミック。最高。

フォトミックファインダーが付いてこその一桁機、フラッグシップらしく威厳を放つその姿に何度惚れたことか。

シンプルなアイレベルファインダーとフォトミックファインダー、どちらが正解だなんてないです。

どっちもニコンが作った最高なカメラの一つです。

製造されて何十年も経って壊れたフィルムカメラが山ほどある中、健気にシャッターを切って見せるニコンの機械式カメラの素晴らしいこと。

是非一度ご賞味いただきたく存じます。

長くなってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございます。

どのカメラがいいんだろう、そう悩んでる方いらっしゃると思います。

答えはありません。

その理由はどれも最高だからだと思っています。

どれもその時代の頑張って作った人、歴史があります。

そんなあなたがいつか素敵なカメラと出会えることを心より楽しみにしています。

そしてそんな素敵なカメラと最高な写真ライフを…送ってくださいーーーーーーーーーーーー

応援してますよ!!!!!

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