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「宮澤賢治所縁の温泉」鉛温泉に行ってみると・・・

 旅行に行ってもあまり温泉にはいかない私ですが、今回は珍しく岩手県花巻市の鉛温泉に行きました。
 宮澤賢治所縁の温泉で、日本最深の立ち湯(水深1.25m)である「白猿の湯」があると言います。
 一時間に一本も「無い」バスを乗り継いで、いざ、鉛温泉へ!
 そして、いざ行ってみると・・・。

GoToキャンペーンで宮澤賢治の旅

 コロナ拡散GoToキャンペーンを利用して、日本アニマルライツ連盟の仲間とともに小沢一郎先生や達増拓也先生の人徳のお蔭か、コロナ感染者の少ない岩手県に行ってきました!
 勿論、マスクや消毒は徹底しましたが・・・普段はマスクをしない私ですが、小沢一郎先生や達増拓也先生に迷惑をかけたくはないですからね。
 「そもそもGoToを利用するなよ!」という方、文句はそもそもGoToキャンペーンを始めた安倍晋三前総理大臣に言ってください。
 個人的には、コロナを過剰に怖がるのはやっぱり変だと思います。また、格安で宿泊できたことに関しては、政府に珍しく感謝しております。

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 政府に感謝はしているけど、私の支持政党は変わっていません。(笑)

菜食主義者で法華の行者・宮澤賢治

 宮澤賢治は、天皇本尊論や仏前結婚式を提唱したことでも知られる日蓮系在家仏教団体国柱会の信者で、活動に熱心な会員だったのは若い頃の一時期だけのようでしたが、死ぬまで会費を払い続けていているなど、信仰は終始失いませんでした。
 伝統仏教の信者でもお寺にお金を払うのは葬儀の時だけ、という人が多い中、宮澤賢治は大乗仏教の精神によって菜食を貫いたり、日蓮宗寺院の建立にお金を出したりと、かなり熱心な信仰者でした。
 大乗仏教の精進料理は、動物の救済を前提とする点でヴィーガニズムと同じであり、日本アニマルライツ連盟の活動に通じる面もあります。また、私自身日蓮宗最上稲荷教を信仰する家に育ちましたから、そういう意味での親近感もあります。
 もっとも、そんな宮澤賢治の故郷である花巻では、残念ながらベジカフェは少なかったのですが・・・。(皆無ではありません。Sobe's Cafe様でおいしくいただきました。)

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 宮澤賢治記念館に行くと、宮澤賢治は労働農民党を支援したり、絵画も書いたりと、文学や信仰だけでなく多彩な才能を持っていることを知りました。流石は、世紀の偉人です。

「なめとこ山の熊」の舞台・鉛温泉

 そんな宮澤賢治と所縁がある温泉が、鉛温泉です。
 鉛温泉は600年以上の歴史のある温泉です。

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 宮澤賢治は地理的な調査に訪れたことがあるほか、「なめとこ山の熊」というアニマルライツの観点からも興味深い小説において、鉛温泉に関連する描写をしています。
 この鉛温泉、花巻駅からバスで約30分で行けるため、田舎の温泉にすればそれほど不便な場所ではありません。
 しかし、GoToキャンペーンにもかかわらず、観光客はとても少なかったのです。

鉄道もバスも本数が少なすぎるよ!

 岩手県に意外に観光客が少ないのは、宮澤賢治があまり知られていないこともあるようですが、それだけではないようです。
 宮澤賢治以外にも鉛温泉のある花巻温泉郷を始め、観光資源はあるのですが、そもそも鉄道がバスの本数が少なすぎます!
 1時間に一本、というレベルならば私の地元でもありますが、ここでは1時間半から2時間に一本というレベルです。
 そういうわけで、私たちは温泉に行く選択をせずに、宿で風呂に入ることとし、最終日に帰る際に温泉へと寄ることにしました。

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