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玉木新党は「日本国民党」と合流してはどうか――国民民主党解党を受けて

 まさか、こんな“歴史的瞬間”になるとは、思わなかった・

 今日――いや、これを書いているうちに日付が変わって昨日になるが――の17時45分に玉木雄一郎先生の緊急記者会見があると聞き、見た私。

「どうせ、合流の決定だろう」――そんな、私の予想は見事に間違っていた。

 「国民民主党、分党」――法的には平成8年(西暦1996年、皇暦2656年)から続いてきた、旧民主党が名実共に解答されることが、決定された瞬間だった。

 国民民主党はこの後解党し、そして、新党が二つできる。

 それぞれ「新党A」「新党B」としよう。

 新党Aは立憲民主党と合流する。立憲民主党も形式上は解党し、さらに新しい新党が出来る。党名はこれから参加者の投票で決定する。

 新党Bは玉木雄一郎先生らによって結党される。こちは、立憲民主党との合流には、参加しない。

 苦渋の決断であったことは、誰の目にも明らかだった。

 玉木雄一郎先生、小沢一郎先生、平野博文先生ら、合流交渉に携わられた方には、一人の党員として感謝しかない。

 私も一応党員なので、この二つのどちらかに入るかを選択することになるが、まだ決まっていない。

 国民民主党のことは、総体として支持していた。全ての国民民主党の議員は素晴らしい人だった。分党後、国民民主党の先生方の良さが発揮されるかは、不透明だ。

 仮に新党Bを「玉木新党」としよう。玉木新党は、議席数も資金力も大きく減らし、今後茨の道を歩むことは、想像に難くない。

 民主党から離党した日本未来の党の惨敗を見ても、政党の分裂は票を減らす傾向があることは、明らかだ。

 しかしながら、過去には政党が分裂した結果、却って票を増やした例も二例ほどある。

 一つは、自由党から保守党が分裂したとき。自由党議員の半分以上が保守党へ移動したが、その後の選挙では保守党は惨敗し、自由党が議席を伸ばした。

 もう一つは、同じく自由党(法的には別政党だが、どちらも小沢自由党)が国民民主党への合流を決めた時、それに反発した山本太郎議員が「れいわ新選組」を結党した件だ。

 どういう訳かは判らないが、ナゼか離党した後のれいわ新選組は自由党以上の得票数だった。

 そう考えると、玉木新党も却って票を伸ばす道は残っている、と言えるだろう。

 もっとも、れいわ新選組は保守から新左翼まで「山本太郎」という超強烈なキャラクターがまとめるという、斬新さが一部の国民にウケたわけだが、玉木雄一郎先生はそういうタイプではない。

 一部には玉木新党が日本維新の会に合流するという憶測があるが、維新の会と合流すると却って票を減らす可能性もある。何故だが判らないが、国民民主党支持者の中には「自民党よりも維新の会が嫌い!」という人達がいるからだ。

(維新の会にも問題はあるが、自民党よりかは遥かにマシだと思うのは、私だけだろうか?)

 では、どうすれば国民民主党は票を伸ばせるだろうか?

 そこで、思いついた。れいわ新選組はネット上で支持を集めたが、同じくネットで支持を集めているのに長けている政党で、玉木新党と同じベクトルを向いている集団と組めばよい。

 具体的には、「右寄りの反自民勢力」だ。しかも、日本維新の会とは違って新自由主義色の薄い集団である。

 ならば、二つしかない。

 日本国民党と日本第一党だ。

 日本第一党は桜井誠代表が超強烈な個性を放っているが、現実問題としてここと合流したら、エライコッチャ。各議員の後援会の幹部がキレそうである。

 ならば、鈴木信行先生が代表の日本国民党が唯一の選択肢ということになる。

 代表には鈴木信行先生、代表代行に玉木雄一郎先生だ。

 地方議員が代表という意外さ、そして、日本国民党のネット戦略の巧みさ。話題性を生んで、さらに「自民党よりも保守の野党」であることが明確になる。

 すると、次の総選挙では議席を伸ばせるのではないか。

 一度試してみても損はない。是非とも、玉木雄一郎先生と鈴木信行先生には検討していただきたいものである。

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