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マーケティング組織が機能するために必要な3志向と12視点

マーケティング組織はどうやったら機能するのか?どんな人を揃えれば良いのだろうか?

この問いは、自分が最近ず〜っと考えていることです。

マーケティング組織をつくったものの機能しない代理店やコンサルティング会社に外注だけでは成果が出ない

という課題を抱えている人・組織は多いのではないでしょうか?

自分自身も外のヒトとしてマーケティング組織づくりに関わることもあれば、中のヒトとして関わることもあります。

マーケティング思考が根付いた組織をつくるためには、人の特性評価が必要!だと感じています。

どういうことか?

機能軸ではなく、人の特性評価が必要

マーケティング組織づくりで失敗するケースは、機能軸に評価が偏るからではないか?という仮説をもっています。

機能軸で評価とは?

広告運用、サイト制作、SEOなどのマーケティング機能で、できている、できていないを評価するということ。

広告運用ができる人、サイトディレクションができる人、SEOの知識がある人・・・とスキルセットでの評価。

これはある程度簡単にできると思うのです。定義がしっかりしているから。

人の特性で評価する

一般的には機能軸で、何ができているか?という評価ですが、「こういう特性のある人がマーケティング組織にいるとうまくいくのではないか?」というチェックをするべきだと思うのです。

メンバーの、これが得意、これが好きといった特性で組織やチームを評価するイメージです。

機能だけ揃っても、市場・顧客・組織に変化を創ろう!という根底の想いがなければ、絶対にマーケティングはうまくいかないので!!!!!

ということで、暑苦しい前置きは終わりです。


マーケティング組織が機能するために必要な3志向と12視点をまとめてみました。

評価ポイント=市場志向、顧客志向、組織志向をもった人材をバランスよく組織に揃えること

マーケティング組織以外でも、市場に向き合う組織をつくるためのチェックシートとして活用して頂くイメージです↓

マーケティング組織のバランスチェックシート

①市場志向

1.分析視点
情報の因果関係を読み解き、物事の理由と原因を追求することが好き
2.企画視点
市場を動かすアイデアづくりが好きで、今までのない視点を仕事に持ち込む
3.学習視点
好奇心、学習意欲が旺盛で、常に新しい情報を仕事に持ち込む
4.戦略視点
戦略シナリオを描き、組織がとるべき複数の行動を視覚化することが好き

②顧客志向

5.サービス視点
・目の前の人(顧客)の体験を豊かにすることに喜びを感じる
6.計画視点
・企画やアイデアを実行に移すための計画づくりが得意
7.目標視点
・定量的な目標をおき、その目標を達成することにこだわる
8.改善視点
・顧客からのフィードバックからサービスを改善する習慣がある

③組織志向

9.協働視点
・組織内外のステークホルダーを巻き込み、それぞれの強みを活かして仕事を組み立てることが好き
10.文化視点
・目標達成のためにルールや文化を築く役割を担うことが好き
11.生産性視点
・チームの生産性を上げるために改善を繰り返すことが好き
12.育成視点
・人を育てて、未来の組織をつくる仕事が好き

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マーケティング組織はバランスが大事だと考えています。

一人の天才マーケッターで成果を出せるものではないので。
※当然、組織はカリスマ性によって動かせる要素があると思いますが

なので、チェックシートで欠けている志向性、特性があれば、バランスをみながら採用・育成、人事異動、外注を使い分けるといった判断をする形で組織変革を進めていくイメージです。

重視したいのは組織のバランスと熱の最大化- 市場志向、顧客志向、組織志向のバランスをとる- 各特性を活かして変化を創る熱に溢れたチームをつくる

随時ブラッシュアップしていく予定なので、ぜひフィードバック頂けると嬉しいです!

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