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子供へのお金の教育ってどうする?(暫定版)

日経平均のバブル期最高値越えや新NISAの開始、給料は一部の企業であがってはいるものの、ほとんどは現状のままで、かたや日用品や光熱費は高騰しており、まだ良い面を実感できていないご家庭が多いのではないでしょうか?

できればこの波に乗っていきたいところですよね。

私は以前の記事で、自分の子供には学歴を取るための勉強ではなく、金融教育をやらせたいと書きました。


この記事では、それでは具体的にどうやって子供に投資の教育を教えていこうと考えているかをまとめてみました。

私の記事を初めてみる方がほとんどだと思いますので、簡単な自己紹介と、どうして学歴じゃなくて投資の勉強を重視させようと思ったのか経緯をまずは書きたいと思います。

実際の教育の流れを読みたい方は以下の目次の「子供へのお金の教育のステップ」をクリックして該当箇所に飛んでください。


受験勉強はコスパが悪い子もいる

過去の投稿で詳しく書いておりますが、私は
「いい大学に行って、いい会社に入れば幸せになる」
というルートを信じ、受験競争に身を置き、それなりに有名な私大を出て、就職した人間なのですが、会社に入って初めて、私は組織で働くのに向いている人間ではないことに気付きました。

でも、受験勉強で身に着けた知識しかもっておらず、自力でお金を生み出す方法を帰社後に色々と調べて試してみましたが、どれもうまくいきませんでした。

そのため30代なかばまで、辛いながらも組織に身を置いてお給料をもらう生活をしてきました。

そのもらったお給料は、仕事で疲れているからか、思考停止のまま浪費して、ストレス発散という名の元、どんどん消えていきました。

苦しんでお金をもらって、その苦しみを紛らわすために、お金を散在して、いつまでたってもお金がたまらず、ずっと苦しい仕事をし続けないといけないという悪循環から抜け出せませんでした。

ここから抜けだせたのは、30代後半で結婚して、主人に頼み込んで専業主婦にしてもらったからです。

働いていた時に買っていた化粧品や衣服、ご褒美のエステやマッサージは一切やらなくなりました。
今は美容院代もケチって自分でカットしています。

でも全く辛くありませんでした。
それよりも、
やりたくないことをしなくてもいいことの方が
何倍も嬉しいのです。

そして子供が生まれました。
我が子が成長するにつれて、どうしたって
「どういう教育をするか」ということに直面しないといけません。

私自身の経験から、仮にいい会社に入れたとしても、会社勤めが向いていない子がいることはわかっています。
じゃあ、いい大学→いい会社という学歴社会のルートに乗せないとしたら、何を学ばせるのか、ということと向き合わないといけなくなります。

理想は、子供に好きなことがあって、それをどんどん学ばせて、それでお金を稼げるようになることではないでしょうか?
でも、好きなことだけで、満足できる生活ができるほどのお金をもらうには、複数の要素(良いメンターとのご縁、発信するSNSの選択、誰の目にとまるか、時代のニーズに合っているか、たまたまバズるのを待つetc)が、がっちりはまった時に達成されると思うので、今の時点では運の要素が強い気がしてしまいます。

そのルートは残しつつ、成功するまでの間、日々の生活をしていく為のお金が必要になります。それを生み出す方法が投資だと思っています。

前置きが長くなってしまいましたが、ここから子供へのお金の勉強って何をしたらいいのか自分なりの考えを書いていきたいと思います。

まずはじめにとても大事なことを書かせてもらいます。
投資は間違った知識で初めてしまうととても危険です。詐欺などもたくさんあります。大部分の大人(特に日本人)は、それが怖くて投資をしていないのだと思います。

私自身、20代の頃、自力で稼ぐ方法を模索している時に、たくさんの詐欺的な勧誘を目の当たりにしました。当時は仕事で弱っていて、早く現状から抜け出したかったので、何度かそっちの方向に足を踏み入れかけて、踏みとどまったことがあります。
ですがこの経験をしたことで、詐欺っぽさの判断能力がつくようになりました。

この記事内に、私が投資の知識を身に着けるのに役立った情報を挙げております。基本的にyoutubeやX(ツイッター)などで無料で公開されている方たちのものです。

注意事項としましては、おすすめの方たちの情報を参考にして実際に投資をする際、その情報は長期的な視点なのか、短期的な視点なのかを見極めることです。
例えば、「〇〇という分野がこれから上がってきそう」という情報があったとして、それは3年後のことをさしているのかもしれません。なので1年以内では反対に一時的に下がることだってありえます。その時に、あがるといったのに下がった。この情報は外れだったと決めつけないことです。

下がってしまった要因を自分なりに理解した方がいいと思います
例えば米国株の暴落につられて日本株全体が下がってしまう場合もあります。これはどんなに期待値が高い分野でも避けられない下落であり、しかし、その下げの後には上がるのみとも考えられます。

なので、個別株を選ぶ知識と、全世界のこれからの動向の知識、どちらも頭に入れながら投資をしていく必要があります。

おすすめの方々それぞれに得意な分野がありますので、複数の情報を得ることが大事だと思います。

ここまで読んで「投資めんどくさそう」と思うかもしれません。
ですが、小学生から学歴社会に身を置き、大学受験、就職に至るまでに膨大な勉強時間と学費をかけて、無事にいい会社に入ったとしても、会社勤めが合ってなくて辛くてリタイヤしてしまい、今までの努力は無駄だったと感じている私から言わせてもらうと、投資の方がよっぽど、勉強した分の見返りがあると感じています。

子供へのお金の教育のステップ


では実際に子供にお金の教育をする際のステップを、書いてみたいと思います。

①元金をつくる
②元金をつくりつつ、投資の勉強をする
③実際に投資をしてみる(①と②はずっと継続)


以下、具体的な方法を書いていきます。

①元金を作る
投資をするためにはまず、元金が必要になります。
大人の場合は、まずその元金を働いて貯める必要がありますが、そうすると私の社会人の頃のように、働いたストレスを発散する為に支出が増えてしまい、お金が貯まるまで時間がかかります。

なので子供の頃から、自分にとって本当に必要なものを取捨選択する目を養うことが大事だと思います。
それに加えてメルカリやリサイクルショップなどを活用するスキルも身につけさせます。
そして、子供自身でお年玉やお小遣いを上手にやりくりして、お金を貯めていくという経験をさせてみてはいかがでしょうか。

親ができることとしては、
受験勉強用の教育費の一部を子供の為の投資資金に回してあげることだと思います。
まずは親が実際に余裕資金で投資をしてみて、自分なりの勝ちパターンを身に着けたら、子供に投資資金を渡して、親の証券口座で、親がアドバイスをしてあげながら子供に銘柄を選ばせて、投資をさせてみるといいと思います。そしてどういう時に株価が上下するのか実際に体験させます。

目的は子供に投資体験をさせることなので、損もしていいと思います。
むしろ損をたくさんして、経験値を増やした方がいいです。
なので親自身が損をしても痛くない金額でやることはとても大事です。この経験が子供にとっては教育になっているので、教育費だと思って目をつぶってください。(必ずなくなってもいいと思える余裕資金で行ってください)
今は100円からとか数千円で始められる証券会社がたくさんあります。

②元金を作りつつ、投資の勉強をする

実は私は20代の時にも投資をしていたことがあります。
ですがその時の投資行動は、たまたま寄った本屋で目にしたビジネス雑誌でおすすめしていた銘柄を何も考えずに買うというようなひどいものでした。

実際におすすめの銘柄が上がったこともあります。ですが下がることもあり、100%運任せといった感じでした。

もし運よく上がった時に、調子にのって追加で全財産を株に使ってしまい、そんな時に運悪くリーマンショックのようなことが起こっていたら、恐ろしい結末になっていたと思います。

大事なことは、なぜ株価があがると思えるのか、その根拠を持てたら株を買うことだと思います。

その為には、知識が必要です。
まずは親が投資の知識を学び、それを子供に教えながら投資を学ばせていくのが良いと思います。
もしよろしければ、私が投資をする上で大変勉強になっている方々を下記させて頂きますのでご参考になさってください。

【金融教育におすすめの情報発信者の方々】

  • 投資を始める前に、まずは日本だけでなく世界全体の動きを知ることが大事だと思います。どんなにその企業が日本で調子がよくても、他国の戦争や混乱、不景気などの国外の要因で下がってしまうこともあるので、大きな視点での情報を発信されている長嶋修さんの各SNSは大変おすすめです。(77) 長嶋 修の「日本と世界の未来を読む」 - YouTube



  • これから期待できる分野をSNSで発信している方の情報も必須です。
    (ちなみに私は半導体関連が超苦手です。まったくわからないのでそこの分野に詳しい方はわからないので教えてもらいたいです。)        実名で活動されていない方々になるので、おすすめであげていいのかわからないので、もし気になる方は私のX(ツイッター)で私がフォローしている方たちを見てみてください。よゆうをつくる🏖️まめさん(@inoue_wakana)さん / X (twitter.com)        


  • 石油関連などに投資する場合は、現在の中東情勢や、歴史、産油国と周辺の国々がどういう宗教でどう対立しているのかを知ると、より説得力をもって投資できるようになるかと思います。そこでおすすめなのが、先ほど挙げさせてもらった長嶋修さんの他に、駿台予備学校などで世界史を教えられている茂木誠先生の動画です。私が大学受験生の時に知っていたら、世界史選択して高得点取れていたかも?と思う大変面白い授業です。youtubeで「もぎせか」や「茂木誠」で検索してみてください。

今回おすすめさせてもらった方々は、無料で見られるyoutubeがたくさんあってどれから見ればいいの?となるかと思います。まずは気になることだけ、知りたいことだけ見てみてください。全てを見て頂かなくても全然大丈夫です。私も全ては見ておりません(^_^;)
もしわかりやすい!面白い!と思ったらご自身でさらに深堀りをしてみてください。


あとはやはり基本的な算数、国語の知識は必要なので、学校の勉強もやはり大事だと思います。今はタブレット学習などで、効率よく学ぶこともできるので、不登校気味だったり、自分のペースで勉強したいお子様でも、教室にいなくても知識をインプットする方法があるのはいいことだと思います。

さて、ここで勉強や情報収集する際の私なりのコツを書かせてもらいます。
勉強というと、どうしても参考書の最初から読み始めて、しっかりと覚えたら次のページにすすむというようなやり方をやってしまわないでしょうか?

大人になってから感じたことなのですが、自分の興味のあるところからピンポイントで学んで、そこから派生して枝を伸ばして知識を増やしていく方が、モチベーションが上がるし、苦になりません。
そしてある程度知識がついてくると、他のところの知識も吸収しやすくなるように感じます。

youtubeなどで知識が増えてきてから、網羅的に学べる投資の本などを読んでみるといいのではと思います。


③実際に投資をしてみる

実際に投資を始めてみると、自分が買ったら下がったり、売ったら上がったり、安くなったら買おうと思っていた株がみるみる上がってしまって手が届かなくなってしまったり、まるで誰かが自分の取引を見ていて試されてるように感じることが起こったりします。

なのでまずは、損しても痛くないと思える金額でやることが本当に大事だと思います。

早く大金を手にしたい!という焦りは、冷静で適切な判断ができなくなります。

どうして早く大金を手にしたいと思うのか、それは、今の生活から早く抜け出したいからですよね。私自身はそうでした。

だけど、焦って行動することは投資にはマイナスしかないと感じます。
投資で満足いくお金を手に入れるまでの間は、正直苦しいかもしれません。でもその過程で、実生活の中の様々な事柄の「自分にとっての価値」を見つける判断能力も身についてきます。

今大事だと思っているものは、本当は自分の苦しみの原因になっているのではないか。

それが物などで、程度にもよりますが不動産とか車とか大きなものでないのであれば、手放してみるのもいいと思います。

ですが家族とか仕事とか友人とかの場合は思い付きで簡単に切ったりせずに、一度自分は本当はどうしたいと思っているのか自分とじっくり向き合って、必要なら相手と対話もして、より良い方向を模索していくことから始めてみてはいかがでしょうか?
模索している間も苦しいと思います。何が正解かは人それぞれ違いますが、自分で納得できることが大事なのだと思います。
辛すぎたら、完全に逃げてもいいと思いますが、その後の最悪のケースも想定して受け止める覚悟が必要です。それが怖ければ一部分だけ逃げてもいいと思います。
なにより、弱っている時の思考は最善じゃないことが多いので、ちょっと多いかなと思うくらいの休息時間を自分に与えて、そこで自分と向き合って考えてみるものいいと思いますよ。

私の場合は、たくさんの人に囲まれて過ごすことに喜びよりも辛さを感じてしまうこと、それよりも本当に気心知れた人と数か月に1回とかのペースでお茶できれば、あとは家に籠っていても幸せだと改めて感じて、もともと人付き合いが上手くできず、それがコンプレックでしたが、最近は完全に振り切って、苦手なことは家族にお任せして、罪悪感を感じながらも、より自分らしく生きる方向に進んでいると信じで暮らしております。

まとめますと、投資をするときは冷静な判断が必要なので、早く大金を!という焦りがあるのならそこに向き合う必要もあると思います。


以上になります。
お金の教育は、子供が自分の人生で何に重きを置くかを決めることにもつながると思っています。
できれば子供が小さいうちからそれを考えられるようになると、進路選択の幅が広がり、成人した時に子供の人生の幸福度があがってくると私は思うのです。
人生を、自分が納得できる心地よいものになるよう自らデザインしていく、その力を子供に与えたい、これが現時点での私の願いです。

最後までお付き合いありがとうございました。

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