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【こよみごと 水無月】 夏越しの祓 なごしのはらえ

旧暦の6月末に行われる半年分の厄落とし、健康と厄除けを祈願します。半年を区切りとしたもう一つの大みそかといったところでしょうか。

神社の境内に作られたチガヤという草で編んだ輪の中を「水無月の夏越しの祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と唱えながら8の字を書くように3度くぐり抜けます。全国の神社で見られますが京都の上賀茂神社の儀式はとても有名です。

この茅の輪くぐり「輪」なので大体が丸いのですが、外側の枠に合わせて正方形になっているものや楕円になっているもの、縄のように固くまとまっている輪からモフモフ系まで神社によって作り方が色々で面白いです。

なんとなく異世界への扉にも見えたりして、くぐるだけなのにドキドキするのです。


【まめ知識】 水無月

夏越しの祓の日に食べる伝統的なお菓子に水無月があります。邪気をはらうあずきがのった三角形の台は、削りたての鋭い氷をあらわしています。夏に本物の氷を食べることができなかった庶民の、氷へのあこがれから生まれた銘菓です。


場所によっては梅雨明けのニュースも聞こえてきました。冷たいほうじ茶と一緒におやつに食べたいですね。
次回は「七夕」になります、どうぞよろしくお願いします。

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