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ペルソナ設定よりも重要なこと

最近のマーケティング界隈では「ペルソナ設定の時代は終わった」なんて言う人もいます。

外資系企業でデジタルマーケティングやってる私も、実際そうだよねと思うことが多くて。

ちょっと前まで私たちって、テレビ見て、新聞読んで、チラシ見て。

みんなで同じ情報を見て、同じような行動をとってましたよね。

だからペルソナも設定しやすかったんですよ。

でも今は違う。

今って、情報も、消費行動もカスタマイズできる時代。


ペルソナ作りこんでも売れないんですよね。

じゃあ今、売るために必要なのは何か。

それは「シーン」です。

その商品が、実際に使われるシーンを描く。

たとえばキャンプ用品のランタン。

ランタンを売るために 「キャンプ好きのお父さん」みたいな ペルソナ設定をするんじゃなくて、ランタンが使われるシーンを描くんです。


「シーン」を通じて商品を提案する

以下、ランタンが使われるシーンの例です。

ファミリーキャンプ

家族でキャンプを楽しむシーン。
子供たちがテントの中でランタンの明かりを囲みながら絵本を読んでいる。 夫婦は外でランタンを灯しながら食後のコーヒーを楽しむ。

 夜釣り

一人または友人と夜釣りをするシーン。
ランタンを使って釣り場を照らし、安全かつ快適に釣りを楽しんでいる。
ランタンの光が水面に反射し、幻想的な雰囲気を演出している。

非常時の照明

地震や停電などの非常時に、家の中でランタンを使用するシーン。
ランタンがあることで、家族は安心して夜を過ごすことができ、暗闇の中でも必要な行動を取ることができる。

夜のガーデンパーティー

自宅の庭で夜のパーティーを開催するシーン。
ランタンを使ってガーデンを照らし、幻想的で心地よい雰囲気を作り出している。
ゲストはランタンの灯りの下で会話を楽しんでいる。

アウトドアでの読書

自然の中で一人の時間を楽しむシーン。
ランタンを灯しながら、キャンプチェアに座り、好きな本を読んでいる。
周囲は静かで、ランタンの光だけが読書の時間を支えている。



どうでしょう。

ここで例にあげた「シーン」って要するに「理想の未来」なんですよね。

想像させて、ああ、いいなぁ、欲しいなと思わせる。

「モノ」じゃなくて、理想の未来のイメージを欲しがらせるということ。

そして理想の未来をリアルに体験するために 「あなたにはこれが必要ですよ」 とビジュアルやライティングで語るんです。

って、伝わります?



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