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globe(小室哲哉さん)の音楽が好きすぎる件について。

例の件です。

吾輩はglobeが好きである。

吾輩はglobeが好きである。BIG RESPECT TO TK.
いきなりどうした?という話なのですが、自分がマスタリングを担当させてもらった『HiiT FACTORY』というグループが5月17日にデビューアルバム『AZYL』をリリースされまして、TKリスペクトに溢れるサウンドなんですね。
というのも楽曲はPuple Daysの石坂翔太さんが手掛けていて、小室ファミリーの孫くらいの家系にあたると言えなくもない気もする由緒正しい(?)グループなのです。

自分としては近年7インチレコードとして再発売されたglobeやH Jungle with tの楽曲のマスタリングを担当させてもらいました。なおH Jungle with t の7インチはゆってぃさんもお買い上げされた模様。わかちこ〜〜。

姉のことは許さない。

globeのCDには個人的に因縁がある。1999年に発売された『CRUISE RECORD 1995-2000』というアルバム。これを当時、2歳年上の姉にうまいこと言いくるめられて自分の誕生日プレゼントだかお年玉だかで買わされてしまったのである。クソが!

これがそれ。

姉のことを許すことはないが、以来globeの楽曲はよく耳に入ってきたし、実際その(買わされた)CDもまだ手元にある。で、このアルバムがほんとにすっごいカッコいいんすよ!わかちこ〜〜。なので今回はglobe(小室哲哉さん)の良さを語らせていただきます。
以後出てくるglobeの楽曲についてのコメントは、この『CRUISE RECORD 1995-2000』アルバムにおけるバージョンへの意見となります。

globe(小室哲哉さん)のここがwkck ①:リズムがやばい

ぼくは小室哲哉さんの楽曲の一番の特徴はリズムだと思っている。リズムトラック、精密すぎやしませんか?Disc 2のトラック3『RUN AWAY FROM THE NIGHT』がだいすき。


globe(小室哲哉さん)のここがwkck ②:ベースがやばい

平成時代のJ-POPは(ともすれば現在でもそういうものも多いかもしれない)ベースパートがルートをなぞっているだけ、みたいのが多い中、小室哲哉さんの楽曲はベースが楽曲のリズムをより彩っているように感じる。それはきっと小室さんが当時海外のレゲエ、テクノ、R&Bなどを貪欲に取り込んでいった結果なのだと勝手に想像するけれども、①の精密なリズム采配と相まって最高に仕上がっている。ここではドラムンベースなDisc 1のトラック5『sweet heart』をおすすめしておく。


globe(小室哲哉さん)のここがwkck ③:コーラスワークがやばい

採譜できるのスティーヴ・ヴァイか聖徳太子くらいでは?というようなコーラスのハモリも多いし、どストレートな男女オクターブユニゾンも多くてキュンキュンしてしまう。ただユニゾンしてても途中でコーラスが迷子になってくことも多い。最高か?これも全曲すこすこだけど、Disc 2のトラック5『FACES PLACES』を挙げておく。KEIKOさんのボーカルパフォーマンスも真骨頂って感じだしね。


globe(小室哲哉さん)のここがwkck ④:ギターがやばい

一般的にはそんなイメージは少ないと思うのだけど、globeの楽曲はエディ・ヴァン・ヘイレンかスティーヴ・ルカサーか?みたいなギターが多用されている。実際には木村建さん、松尾和博さん、あと小室さん本人が演奏してるのも中にはあるのかな?シンプルにかっこよき。Disc 1のトラック10『FREEDOM』がわかりやすくかっこいいかもしれない。


globe(小室哲哉さん)のここがwkck ⑤:『wanna Be A Dreammaker』という曲がやばい

レコード大賞とっていい曲じゃないんよ!!
この楽曲は第40回日本レコード大賞に選ばれており、globeとしては唯一の大賞楽曲となっています。が、変態曲すぎませぬか?アシッドすぎやあしませぬか?これ書きながらYouTubeのPV(MVではなくPV)を見ましたが、ガラスパリーンのとこ、覚えてる〜ってなりました。完全に異常楽曲です(最高)。KEIKOさんのビジュアルもいいね。


姉のことを許すことはない。

姉のことを許すことはないが、このglobeの『CRUISE RECORD 1995-2000』というアルバムを通じて感じるのは「90年代の空気〜〜」みたいなものではなく、小室哲哉さんという人物の才能と音楽への貪欲な探究心なのです。音楽業界においてはいわゆる「CDが売れてたあの頃の〜〜」みたいなことは業界内外問わずよく言われることで、その時代を見ていない世代の自分に別に引け目などは感じてはいないけれど、唯一当時の小室さんの仕事はこの目で見てみたかったなぁとは思いますね。巡り巡って冒頭に書いた7インチレコードだったり『HiiT FACTORY』さんだったりのお仕事をさせていただいたのは自分にとっては宝です。
なお1999年9月22/23日におこなわれていた『CRUISE RECORD 1995-2000』の発売イベントレポートのウェブサイトがまだ残っている模様。

『CRUISE RECORD 1995-2000』発売記念イベント in Osaka
https://avex.jp/globe/report/990922/index.htm

『CRUISE RECORD 1995-2000』発売記念イベント in Tokyo
https://avex.jp/globe/report/990922/index2.htm

Real Audioへのリンクは流石に切れてた。

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