【2】ライバルのようにプラス・マイナスを繰り返す

コンビニの収益を単純に考えれば、客数*客単価-費用=利益となるが、客数は日本の人口が伸び悩むことから、大きな成長は難しいのではないかと考える。また、これに対し、他社のシェアを奪取することで客数の増加を図れるのではないかとも考えられるが、グループの統廃合(直近ではファミリーマートとサークルKサンクスなど)の結果、微妙にバランスが変化する可能性はあると考えられるものの、直近では売上高シェアに大きな差は無い。これは各グループの特色ある商品や異なるポイント制度により、固定客がつくためと予測される。

http://www.garbagenews.net/archives/1974644.html

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セブンイレブンの強みは、中食ニーズへの強さなのではないかと考えている。セブンアンドアイHDという、元来からスーパーを展開してきたノウハウの蓄積を活かし、それこそスーパー並にお惣菜がある。これは一消費者としての実感だが、ここのご飯はおいしいと純粋に思う。これが同社の高い客単価の維持に繋がっている。

また、スケールメリットを活かして費用を抑えて展開できているのではないだろうか。ファストフード店との競合でカフェは伸び悩み、売上高は頭打ちだろうが、費用もこれ以上増えることは無いのではないかと考えている。

したがって、今回の売上減少に伴う今後も大きな成長は望みにくい一方、大きく減速していくこともないのでは何かと考える。カタリストとしては、IoT、AI技術の普及で、キャッシュレス、人員削減、レジの場所削減等が進み、商品の拡充が進んだ結果、売上の伸びや費用が抑制されること等があるのではないだろうか。

https://comemo.io/entries/3885

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