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恋愛のハッピーエンドは結婚だけじゃないのかもねという話

これまで、恋愛のハッピーエンドは「結婚」しかないと思って生きてきました。

でも、もしかしたら、たとえ結婚に至らなくても、一緒に過ごした日々を幸せな想い出として胸にしまったまま、それぞれの人生を歩んでいくこともまた、ハッピーエンドの一つなのかもしれないな、と思うようになってきました。^_^

先日、3年付き合って、2年友達として過ごした人と、ちゃんと縁を切ることになりました。

最初の3年間は、「この人といつか結婚するかもしれない」って思いながら付き合ってたけど、結局すれ違って別れることに。

けど、その後もなんだかんだ友達として過ごす中で、付き合ってる時よりも楽に過ごせるようになって、どんどん居心地が良くなってきて、気づけば別れた後も2年間ズルズルとやってきていました。

でも、思い返すとこの2年間、相手を完全なる友達だなんて思えたこと一度もなくて、結局は「結婚を考えた相手への執着」を抱えたまま、「友達」というポジションに身を置きつつ、なんだかんだ恋人マインドで彼と接してしまっていた気がします。

そんな中で、いつからか「相手が好き」というよりも、「この人の1番でいつづけたい」「この人を離したくない」という執着心にまみれるようになってて、結婚して相手を繋いでしまえば楽なのかな、なんて思うようにもなったり、、。

でもそれってすごく歪んだ感情で、ましてやもう別れた相手だから、その執着が報われることはなくて、それに傷つくことも増えてきてたんです。

だから、もういい加減ズルズルと「友達」という関係性に甘えるのはやめようと思って、先日、彼とは今後一切連絡を取らないようにしようという話をしました。

個人的には、2年前に一度別れ話をした時よりも喪失感がすごくて、あぁ一生隣にいたかったな〜とか色々未練がましいこと思っちゃうこともあったりして、数年ぶりにどっぷり傷心モードに陥っていたわけですが^_^

そんな中でいろんなことを考えてみていたんですが、結論、私たちの恋愛はここで別れることがハッピーエンドだったのかもなって思えるようになってきました。

彼と一緒に過ごしてきた日々は本当に濃くて楽しくて、相手の一番でいられた日々がとっても心地よくて、だからこそその状態を失うことが怖くて、結婚することで相手を自分と結びつけようとしていた。

でも、心のどこかではずっと、私たちは人生のパートナーとしては根本的に合わない部分が多いことに気づいてた。

それに、私が失いたくなかったのは、好き合っている二人で過ごしたあの日々であって、一度は別れて思いが冷めた関係性を無理やり繋ぎ止めることは全然ハッピーな結論を生まないというのも分かってた。

だけど、一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、「結婚」という結果でその年月のアウトプットを示したいみたいな気持ちも出てきて、すごい苦しかったんですずっと。

だから、今回一切の縁を切ると決めて、すごく辛かった反面、スッキリした自分もいたんですよね。

このままズルズルと、執着なり見栄なりの歪んだ感情に悩まされる未来も一緒に断ち切れた気がして。

結婚は私たちにとってのベストな未来ではなかった。

その代わり、これまで過ごした楽しかった日々を、幸せな想い出のままにしまっておきながら、それぞれの道を進んでいくという形が、私たちの恋愛のハッピーエンドなんだ。

結婚しなかったことは残念なことでもなんでもなくて、むしろ枯れてしまった思いを執着心として無理やり結婚という形で繋ぐよりも、綺麗な思いのままに終わらせて前に進んでいくことのほうが、今後のお互いにとっては幸せなことなんだ。

そんなふうに、思えるようになりました。そして、そんなふうに思うと、気持ちがすごくすごく楽になりました。

どうしても人間は分かりやすい形や結果を出すことにとらわれてしまいがちだけど、それまでの「道のり」とか「状態」それ自体を大切にして愛していければ、どんな道を歩もうが幸せになれるなって気づけましたね^_^

そして、綺麗なものを綺麗なままで終わらせる美徳もあるなと思った。

分かりやすいハッピーエンド以外の視点がなかった私にとって、この別れは視野をぐっと広げてくれた気がします。

てかわけで、5年間の素敵な想い出を胸に、それぞれの人生を前向きに歩んでいこうと思います(^_−)−☆

はぁ〜スッキリした!!よーし、新しい恋愛探すぞ🫶🏻

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