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バーのすすめ⑧ 〜JAZZの町中華〜

「チャーハンを頼むかのようにJAZZを聴く」

池袋西口 JAZZバー「ペーパームーン」

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第8回目は、池袋駅西口から徒歩10分ほどの場所にある、老舗JAZZバー「ペーパームーン」です。

店内はカウンター14席のみで、肩ひじ張らずに気軽に入れる雰囲気となっています。

こちらの店舗では大音量のJAZZが流れており、まるでライブを聴きに来たかのような臨場感を楽しみながら、じっくりお酒を味わうことができます。

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バーテンダーの方は関西出身の、どちらかというと町中華の店主のような雰囲気で、とても人の良さそうな方でした。本当にバーテンダーの方は色々なタイプの人がいて面白いです。

また、こちらのお店はなんと1982年創業の、今年40周年を迎える超老舗バーとのことです。

一枚物の木製カウンターに肘を掛けると、今まで積み重ねて来た歴史が伝わって来ます。まさに地元の方に愛される、知る人ぞ知るバーですね。

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この日は、ジントニック(¥700)と、「BOWMORE」のロック(¥1,050)を頼みました。

ジントニックは、程よい甘さで苦味もほとんどなく、非常に飲みやすく作られていました。色々試行錯誤した上で到達した味のようで、40年の重みは伊達じゃないと感じました。

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また、「BOWMORE」のロックも今回初めて飲みましたが、一口飲んだ瞬間に燻製の匂いが口の中いっぱいに立ち込め、その余韻が長く続きました。

基本的には辛めですが、その中にもほのかな甘味がある、非常に幅広い味わいのウイスキーとなっています。

「BOWMORE」は、1779年アイラ島に創業された、スコットランドでも1、2位を争う古い歴史を持つボウモア蒸留所で作られているシングルモルトウイスキーです。

ボウモアとは、ゲール語で「大きな岩礁」のことを言うのだそうで、その貯蔵庫は名前の通り海に面しており、波しぶきを受ける環境にあるとのことです。

ウイスキーは基本山奥などで製造しているイメージがあったのですが、海岸沿いでも作られているとは大変勉強になりました。それぞれの立地による独特な風味があるのですね。

これからスモーキーなウイスキーにハマりそうです。

参考URL:https://www.suntory.co.jp/whisky/bowmore/legacies/

JAZZバー「ペーパームーン」なんとチャージも無いとのことで、非常にリーズナブルに飲むことができるお店です。

一つお願いがあるとしたら、もっとウイスキーの銘柄数があると尚良いと思いました。

また、缶詰のおつまみが豊富にあり、今度来たときはぜひこちらをつまみながらJAZZに浸りたいです。

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