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主に本の書評やおすすめの音楽(洋楽メイン)などについて書いていきます。 よろしくお願い…

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主に本の書評やおすすめの音楽(洋楽メイン)などについて書いていきます。 よろしくお願いします!

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人生を変えた名盤シリーズvol.1 『QUEEN Ⅱ』

「あなたの人生を変えたのはどんな曲ですか?」 中学時代に音楽(特に洋楽)に目覚め、今日までに私の人生観を変えるほどの影響を受けたアルバムをご紹介していきたいと思います。 第1回目は洋楽に目覚めるきっかけとなったクイーンから、「QUEEN Ⅱ」です。 一般的に日本でも馴染みの深いクイーンにおける名盤は、4作目の「オペラ座の夜」が挙げられることが多いと思いますが、個人的に一番衝撃を受けたのが2作目の「QUEEN Ⅱ」です。 あのGuns N' Rosesのボーカル、アクセ

    • 王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.12『トランスフォーマー(Transformer)』

      「完璧な日々を過ごすために②」 第12回目は、こちらも映画『PERFECT DAYS』で劇中歌として使用された「ルー・リード」のソロ2作目『トランスフォーマー(Transformer)』です。 「ルー・リード」は、1965年に結成された「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」のボーカル・ギタリストとして、同バンドを牽引してきました。1967年に発表されたデビューアルバム『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ(The Velvet Underground and

      • 人生を変えた名盤シリーズVol.21 『AKIRA:Symphonic Suite』

        「欲しけりゃな、お前もデカいのブン取りな!」 第21回目は「芸能山城組」より、アニメ映画「AKIRA」のサウンドトラックである『AKIRA:Symphonic Suite』です。 「AKIRA」は私が中学生の頃に初めて観た漫画作品で、そのサイバーパンクな近未来の世界観に衝撃を受けました。 緻密な作画と「AKIRA」の謎を巡る壮大なストーリーは当時の私を夢中にさせました。 映画「AKIRA」は、作者である「大友克洋」氏が直々に監督をし、1988年7月16日に公開されまし

        • 王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズvol.11『ジ・アニマルズ(The Animals)』

          「完璧な日々を過ごすために①」 第11回目は、ブリティッシュ・ビートの代表的存在である「アニマルズ」より、ファースト・アルバムの『ジ・アニマルズ(The Animals)』です。 先日ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』を観に行き、その作風に非常に感銘を受けました。 特に劇中で流れた『朝日のあたる家(The House Of The Rising Sun)』が印象的だったため、この曲を収録した本アルバムについて記事にすることにしました。 ちなみにこの

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        人生を変えた名盤シリーズvol.1 『QUEEN Ⅱ』

        • 王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.12『トランスフォーマー(Transformer)』

        • 人生を変えた名盤シリーズVol.21 『AKIRA:Symphonic Suite』

        • 王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズvol.11『ジ・アニマルズ(The Animals)』

          書評シリーズ第12回 『ザ メンタルゲーム』中編

          「ポーカーは自分との戦い」 『ザ メンタルゲーム』の中編です。 思ったより記事が長くなってしまったため、前・中・後編に分けていきたいと思います。 ここではメンタルゲームの問題を個別に取り上げ、それぞれの対策について述べていきます。 ティルト 「ティルト=怒り+ミスプレイ」 本書ではティルトを”怒りの問題”と定義しており、ティルトの問題を解決するとは、プレイ中にティルトの発生に対処することと、テーブル外で原因解消に務めることの両方を含んでいます。 ティルトに陥った

          書評シリーズ第12回 『ザ メンタルゲーム』中編

          王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.6『ビィ・ヒア・ナウ(Be Here Now)』

          「大ヒットの次回作は大体賛否両論」 第6回目は、90年代イギリスを代表するバンド「オアシス(Oasis)」より、3作目の『ビィ・ヒア・ナウ(Be Here Now)』です。 オアシスはギャラガー兄弟を中心として結成されたロックバンドで、1991年に『オアシス(Definitely maybe)』にて、当時のデビュー・アルバム最速売り上げ記録を果たす鮮烈なデビューを果たし、2作目の『モーニング・グローリー( (What's the Story) Morning Glory?

          王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.6『ビィ・ヒア・ナウ(Be Here Now)』

          書評シリーズ第12回 『ザ メンタルゲーム』 前編

          「メンタルの筋トレ」 第12回目は、トップポーカーコーチであるジェレッド・テンドラーと、PokerStartegy.comのニュースエディターであるバリー・カーター共著の『ザ メンタルゲーム』です。 去年の暮頃から趣味で始めたポーカーにどっぷりとハマり、勉強がてら様々な書物を読み漁ってきましたが、こちらの本に書かれていることはポーカーのみならず、仕事・投資・恋愛など、人生のあらゆる事柄にも通じると思い、この度記事にすることにしました。 (知らない方にざっくりルールを説明

          書評シリーズ第12回 『ザ メンタルゲーム』 前編

          人生を変えた名盤シリーズVol.20 『MOTHER2 ギーグの逆襲』

          「大人も子供も、おねーさんも。」 記念すべき第20回目は、スーパーファミコンソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』(以下マザー2)のサウンドトラックです。 以前の記事で出てきた「ピンク・フロイド」の『狂気』とどちらにしようかと迷いましたが、マザー2は小学生の頃にプレイした初めてのRPGで、その世界観がとても印象的でした。また、サウンドも名曲ばかりという、思い入れが非常に強い作品のため今回はこちらを記事にしました。 マザー2の音楽を手掛けたのは、「ムーンライダーズ」の「鈴

          人生を変えた名盤シリーズVol.20 『MOTHER2 ギーグの逆襲』

          人生を変えた名盤シリーズVol.19 『噂(Rumors)』

          「辛いときこそ没頭せよ」 第19回目は「フリートウッド・マック」より、1977年に発表された11枚目の『噂(Rumors)』です。 「フリートウッド・マック」は、1967年イギリスのロンドンで結成された、元々は当時一世を風靡していたブルース・ロックをルーツとしたバンドでした。 元「ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ」のメンバーであったギターのピーター・グリーンとドラムのミック・フリードウッドを中心としたバンドでしたが、1970年にピーター・グリーンが突如脱退

          人生を変えた名盤シリーズVol.19 『噂(Rumors)』

          人生を変えた名盤シリーズVol.18 『GOO』

          「ロック史の突然変異」 第18回目は、「ソニック・ユース」からメジャーデビュー・アルバムの『GOO』です。 「ソニック・ユース」は1981年ニューヨークで結成された、ノイズ・ロック、インディーロック等に分類されるバンドで、彼らの特徴として、変則チューニングを用いた独自の実験的サウンドが挙げられます。 メンバーはサーストン・ムーア (guitar、vocal)、キム・ゴードン (bass、guitar、vocal)、リー・ラナルド (guitar、vocal)、スティーヴ

          人生を変えた名盤シリーズVol.18 『GOO』

          王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.5 『華麗なるレース(A Day at the Race)』

          「偉大な兄の影に隠れたアルバム」 第5回目は、「クイーン」から、1976年発表の5枚目のアルバム『華麗なるレース(Day at the Race)』です。 前作の『オペラ座の夜(A Night at the Opera)』は、言わずもがなクイーンを世に知らしめた『ボヘミアン・ラプソディ』を収録した歴史的名盤です。 本作は前作の影に隠れがちですが、楽曲単位で言うと粒が揃っていて、個人的にはこちらのほうが好みのため今回記事にしました。 曲目は以下の通り、全10曲となってい

          王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.5 『華麗なるレース(A Day at the Race)』

          王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol. 4『リレイヤー(Relayer)』

          「The・賛否両論」 第4回目は、プログレを代表するバンド「Yes」から7作目の『リレイヤー(Relayer)』です。 前作「海洋地形学の物語(Tales from Topographic Oceans)」を発表後、方向性の違いからキーボーディストのリック・ウェイクマンが脱退し、後任に「レフュジー」のパトリック・モラーツが加入します。 今作はインプロビゼーションの要素や変拍子の多用など、従来のイエスの様式美的な作品とは違い異彩を放っているため、長らくファンの評価が別れた

          王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol. 4『リレイヤー(Relayer)』

          王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.3 『ザ・マジック・ウィップ(The Magic Whip)』

          「集大成と開拓の見事な融合」 第3回目は、以前「人生を変えた名盤シリーズ」で紹介したブラー(Blur)より、8作目の『ザ・マジック・ウィップ(The Magic Whip)』です。 このアルバムは前作『シンクタンク』からなんと12年ぶりに発売された作品であり、フルメンバーが揃ったのは前々作『13』以来、実に16年ぶりです。 今作はメンバーが香港を訪れた際に受けたインスピレーションを元に制作されており、かつてのブラーのテイストが散りばめられつつも新たな境地を開いた、新旧ど

          王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.3 『ザ・マジック・ウィップ(The Magic Whip)』

          王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.10 『リメイン・イン・ライト(Remain In Light)』

          「家も音楽も土台が大事」 第10回目は、「トーキング・ヘッズ(Talking Heads)」より、1980年に発表された4作目の『リメイン・イン・ライト(Remain In Light)』です。 トーキング・ヘッズは、1975年にアメリカ合衆国のニューヨークで結成されました。 結成当初はパンクバンドとして活動していましたが、アフロビートやポリリズムを取り入れたことによって、ポストパンクというジャンルに分類されるようになりました。 2作目の『モアソングス』から「ブライア

          王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.10 『リメイン・イン・ライト(Remain In Light)』

          王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.9 『パール(Pearl)』

          「ロックスターの証」 第9回目は「ジャニス・ジョプリン」より、2枚目のソロアルバム『パール(Pearl)』です。 ジャニス・ジョプリンは、アメリカはテキサス州出身の、若くして夭折(ようせつ)した60年代アメリカのカウンター・カルチャーを象徴する女性ロックシンガーです。 2枚のアルバムを出した後にレコード会社を変えて新しいバンドで再出発し、アルバム『コズミック・ブルースを歌う』を出しますが、その後すぐに解散し、また新たなバンドでレコーディングをしたのが今作『パール(Pea

          王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.9 『パール(Pearl)』

          人生を変えた名盤シリーズvol.17 『スクリーマデリカ(Screamadelica)』

          「美しさと狂気の境目」 第17回目は、「プライマル・スクリーム(Primal Scream)」より3作目の『スクリーマデリカ(Screamadelica)』です。 「プライマル・スクリーム」は1982年スコットランドのグラスゴーにて結成され、ポストパンク、ダブ、ガレージロック、ハウスなどと、非常に多彩な音楽性を持ったバンドです。 前作のセルフタイトルアルバム『プライマル・スクリーム』にてガレージロックを展開し、インディーズチャートでトップになりますが、その後失速しました

          人生を変えた名盤シリーズvol.17 『スクリーマデリカ(Screamadelica)』