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傷だらけのアオヘリアオゴミムシ


出張先にて、片方の鞘翅が無くなっているアオヘリアオゴミムシを発見した。
そもそも幻の昆虫と呼ばれた本種がこんな所にも居たことに驚いたが、それはさておき一体何に襲われてこうなったのだろうか。

鞘翅が欠けたアオヘリアオゴミムシ

水田地帯で発見されるのならばトラクターの耕運に巻き込まれたのかもしれないと思えるが、このポイントは溜池沿いの湿地環境だ。
羽化不全や他種ゴミムシが関わっているのだろうか。

さらに気になるのは体表の汚れ。
ここ最近は度々雨が降っていたはずだが、不思議と乾燥した土埃に塗れており、泥が付着して乾燥した様子にも見えない。

ある程度乾燥した場所で越冬した負傷個体が地上に現れて間もないタイミング、そんな時に自分が遭遇したという事だろうか。

少し前にはコキベリアオゴミムシが似たような土埃の付き方をしていたが、今回のアオヘリアオはさらに埃っぽい。
ココアパウダーを塗された菓子のような汚れ方をしている。




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