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米タイム誌の岸田首相特集記事について

なるほど…この手の報道等で常々気になるのは、「軍事大国化」と「軍国主義化」が混同されてか一緒くたに論じられていること。
米国を「軍事大国」とは称しても「軍国主義」と断ずる人はほとんどいない。
安倍と岸田のイメージ比較が書かれているが、前者の政権は確かに「軍国主義化」にシフトしていた。「核兵器のない世界」を目指すことが即、軍拡と相容れないわけではないし、ここでそこから逸脱しないためのポイントこそが平和憲法の堅持であろう。〝解釈改憲〟と言われようが日本国憲法における崇高な〝建前〟の標榜はさながら現代日本国民の〝バイブル〟たり得るはずである(聖書もまた時代とともに解釈を変えながら護られてきた)。それはまた、時の政権が目論む「軍国主義化」を阻止する最大の砦でもあるのだ(9条の「矛盾」苦しさに改憲に乗り出したなら、どさくさ紛れに人権に関する条項もいじられ、国民が国家[政権]を縛るという憲法の存在意義すら履き違えた改悪になりかねない。→自民党の草案を一読してほしい)。


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